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とろり…。
龍嗣の昂ぶりから、次々と蜜が零れてくる。
感じてくれるのが嬉しくて、璃音は愛おしさを篭めて愛撫を続けた。
嬉しい…。
いつも自分を鳴かせる龍嗣が、こんなに感じてくれるなんて…。
「あぁ…っ、璃音ッ!!」
カクカクと震える大きな手が、璃音の髪を掻き乱す。
体を繋いでいる時に、いっぱい啼いても責める手を止めない龍嗣の気持ちが、今は良く分かる。
こんなに愛おしい相手が、自分が施す愛撫で悦んでくれるのが嬉しいし、もっと悦んでもらいたくなる。
欲望と愛情が溢れて全身が痺れ、ジーンズの下で自分の花芯が蜜を零しながら熱を帯びているのすら璃音にはどうでも良く、龍嗣の中心を愛撫する事だけに没頭している。
「あ……っ、くゥ………っ」
質量を増した雄刀を蜜のぬめりを借りて指で扱き、裏側を舌でなぞった。
先から根元へやわやわとなぞり、キュッと引き攣れ始めた蜜嚢の片方を、甘い果実を食べるかのように唇で含む。
「龍…嗣、いっぱい…気持ち良くなって…」
歯を立てないようにと気をつけながら、もう一つの蜜嚢も含む。
薄い皮膚が引き攣れ、中の果実がキュッとなるのを感じ、舌でソロリと舐めたり唇だけで啄むと、龍嗣の手が璃音の顔を引き剥がした。
「ん………っ?」
驚いて見上げると、珍しく余裕の無い顔の龍嗣と目が合う。
「いけない子だ…。
いつの間に…、こんないやらしい事を覚えたんだ?」
可笑しくて、つい吹き出し、
「龍嗣がいつも僕にしてるでしょ?」
クスクス笑いながら、限界まで昂ぶった雄刀に口づける。
トロトロと溢れる蜜を吸い取り、一気に根元へ向かって舌を這わせた。
「は…っ、ん…」
上あごと、柔らかな舌に擦られて、射精間近まで追い上げられた龍嗣は、背中をソファーに沈ませる。
「龍嗣…大好き…っ」
水音を立てながら囁いた声に、腰から背中へと電流が駆け抜けた。
好き… 愛してる…
もっと気持ち良くなって…
唇と舌で甘やかに追い上げ、極上の快楽へと導こうとする璃音。
決して巧みとは言えない舌遣いなのに、龍嗣の昂りの中を熱い迸りが突き抜けようとして、体が痙攣を起こした。
「あ……ぁっ、達く……っ!!」
ビュクッ!!
灼熱のような感触の白濁が、璃音の口腔に勢い良く放たれた。
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