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「璃音は、全部が甘いな…」
蕾から唇を離し、龍嗣が囁いた。
「…ん………っ?」
一瞬、意味が分からず、璃音が龍嗣の目を見る。
「璃音は、肌も声も吐息も…全部甘い…。
肌から立ち上る香りなんか、頭の芯が痺れて、欲情しまくってしまう位だからな…」
「そう…?僕、良く解らないけ…ど…」
「肌なんか、薔薇の様だけど、フルーツの様な感じもするし、甘くて極上の香りがする。
繋がってる時は、特に甘く香ってる。
でも、鼻につくようなキツさはなくて、やんわりと香るというか…」
甘い香りを確かめるように、璃音の蕾を再び啄む。
「あっ、やあぁ…っ!!」
特に弱い左の蕾をきつく吸うと、腰が揺れて切なげな吐息を漏らす璃音。
するりと、龍嗣の手がジーンズの中に滑り込み、蜜を滲ませ始めた璃音の花芯を捉えた。
「ひゃ………っ」
首を竦めて身を硬くするのを、胸の蕾を啄んで解し、花芯は、やんわりと手で包み、鈴口を指で突つく。
「あっ、あ……っ!!」
括れが出来、幼い形から姿を変えつつある花芯は、トロリと蜜を零し、淡いピンク色に染まった。
「やぁ……、んっ、そこ…ダメ…っ」
体を捩り、必死で逃げようとしても、組み敷かれてどうにもならない。
「ダメ…、欲しくなっ…ちゃう…」
「何が欲しくなる?
言わなきゃ解らないだろぅ?」
璃音の弱い箇所を幾つも責めながら、龍嗣がクスクス笑う。
触れて欲しいのは、前じゃない。
後蕾に突き立てて欲しいのだと解っていながら、ジリジリと焦らす手に、璃音は切ない声で鳴きながら龍嗣にしがみついた。
「あっ、あ…ぁあっ!!」
しなやかな指が円を描く様に鈴口を掠める度、ズクリと痛みを伴う程に中心が熱を帯びていく。
薔薇色に染まった鈴口に人差し指の先をキュッと押し付けると、トロリと蜜が溢れ出て龍嗣の指をしとどに濡らした。
「い…っ、あ…ああぁっ、はっ、ああっ!!」
嫌々をするように、顔を左右に振って抗おうとしていても、体は正直に恋人を求める。
禁止されようと、自分の成長がどうなろうとどうでもいい…。
龍嗣に貫かれて、中を擦られて鳴きたい。
灼けるように熱くて太い龍嗣の楔で、壊れそうになるまで目茶苦茶にされたくなる。
こんなふうに淫らな事を願ってしまう位、龍嗣に惹かれてしまった。
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