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 龍嗣と一緒がいい…  気持ち良くなるなら、龍嗣と一緒に。  啼かされるのも好きだけど、肌を重ねて一緒に気持ち良くなりたい。  例え、それが…繋がることが許されないとしても…。  掠れた声が、切ない願いを紡ぐ。 「こら。  あんまり可愛い事を言うから、啼かせたくなるじゃないか…」  更に深く花芯を含み、限界を迎えようとしている璃音を煽ってやる。 「…だ、駄目…っ、達っちゃう…っ!!」  駆け抜ける鋭い快感に、肩で息をしながら堪える体が、ふるふると痙攣し始める。 「璃音。  君が達くところが見たいな…」  龍嗣は、璃音をきつく吸い上げ、蜜嚢を包み込むようにさすり、後蕾の中を指で責め立て続けた。 「…やだ…っ、一緒がいい…っ!!」 「すまない。  後で一緒に達くから、今は気持ち良くなってくれ…」  璃音が悦ぶ場所を幾つも愛撫し、中を穿つ指を出し入れする速度を上げた。  龍嗣の指に貫かれた後蕾が、一層締め付けてくる。  クチュクチュという水音が、更に二人を煽っていく。 「やっ、あっ、あ…っ、あっ、駄目…、もう…達っちゃ…、あ………っ!!」  背中が反り、体中が強張り、  びゅくんっ。  龍嗣の口腔へと、璃音の白蜜が迸った。 「ん………、やぁ…っ!!」  唇と指で花芯を圧迫し、璃音が出し切れていない蜜を搾り取り、龍嗣はトロトロとした白蜜を飲み下す。  こくり。  ぼんやりとした視界の中、龍嗣が淫らさを全開にして白蜜を飲み込んだのを見て、璃音は顔を赤らめた。 「龍嗣…」 「………ん?」 「さっき、すっごいエロ魔神な顔だったよ…」  半分呆れたように言い、龍嗣の両頬をムニムニと抓る。 「そりゃ…、スキンシップ不足で欲求不満だったからな。  それに、私は元々エロ魔神なんだろ?」 「…それもそっか。…ふふっ」  龍嗣の頬をグニグニしながら、璃音は苦笑いした。 「大事な君が可愛く啼きまくってるのに、エロスイッチが入らない訳ないだろ?  ましてや、悦ばせようとして頑張ってるのを見たら、我慢が利く筈もないし。」  クスクス笑い、ゆっくり後蕾から指を引き抜いた龍嗣は、璃音の胸に顔を伏せる。 「龍嗣…」 「ん?」 「えっちな龍嗣も好きだよ…」  少しだけ癖のある髪を指で梳いて、璃音は龍嗣の頭を優しく包むように抱きしめた。

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