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 淡い桜色の果実を細くて黒いリボンが戒めている。  あまりの淫らな様に鈴口がひくつき、薔薇色の秘肉が蕩けた。 「や……っ、やあ……あっ!!」  カクカクと揺れる細い腰。  捲り上げたスカートの向こうにリボンで戒められた花芯を見て、璃音は恥ずかしくなった。 「縛れと言ったのは君だろ…?」 「だって、こんなふうに縛るなんて、おもわなかっ…、あああああんっ!!」  ズクリと這い上がる快楽が、自然に躯を震わせる。 「今日の璃音は、凄く淫らで綺麗だ。  それに、こうやって縛ると、ここがトロトロに蕩けて、とても美味しそうだよ?」  クチュクチュと指を出し入れしながら、璃音の鈴口を舌で舐める。 「あ…っ、ああ…っ!!」  あまりの快感に、次々蜜が零れていく。  その蜜を指に絡めて、龍嗣は後蕾を指で解し中を潤わせた。 「なんて心地の良い蕾なんだろうな、璃音。  私も、もう欲しくて欲しくてしょうがない。  そろそろ繋がっていいか?」 「………きて…。  おねが……りょ……じ、ほし…い…っ」  長い指が引き抜かれ、解された後蕾に龍嗣の雄刀が宛てがわれる。  くちゅ…。  先端が蕾を押し開く。 「ん……、あぁ…っ!!」  太く反り返った雄刀が、ぬぷりと蕾の中に減り込んだ。  熱く蕩けた柔襞が、久しぶりに龍嗣の雄刀を迎え入れる悦びに蠢いている。 「や…、ああああっ、ダメっ、大き…すぎ…るぅっ!!」  狭い花筒に突き込んだ楔が璃音の中でギチギチと締められ、全身に信じられない程の悦びが駆け抜けていった。 「あああっ、璃音、悦い…。  中が蕩けて、凄く………悦い…っ!!」  スカートに阻まれて見えないが、龍嗣によって貫かれて璃音はえもいわれぬ酩酊感に酔う。 「悦いの…? 僕の中、きもち…い…?」 「ああ、悦い…!! 頭の芯まで蕩けてしまいそうだよ…」  ゆっくりと腰を進め、龍嗣は己が怒張を璃音の中へと埋めていく。 「うれ…し…い…。  僕のなか、龍嗣で…いっぱい…?」 「いっぱいだよ…。  君の躯は、私と対の鞘のようだ…」  呼吸が整うのを待ち、龍嗣はゆるゆると璃音を揺すった。 「あ…ああ…っ!!」  中を穿たれる悦びに、璃音は背中を浮かせる。  服を着たままケモノのように求め合い、龍嗣は浅く深く抽挿を繰り返した。

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