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 痙攣しかけているのをさりげなく無視をして、龍嗣は璃音のジーンズのジッパーを下げ開けたフロント部分を少しずらし、桜色に上気した花芯を引き出す。  ぴちゃ………っ。  先走りの蜜に濡れる括れまでを口に含み、ゆっくり舌で一周を舐めていく。 「や、や…ぁっ、あぅッ、あッ、あふ…ぁっ、あっ、ああっ!!」  鈴口に舌先を捩込むと、一層甘い啼き声が上がった。 「ふふ…、  璃音は、声も蜜も甘いな…。  きっと、璃音の体液は全部蜜で出来ていて、体は薔薇を練り込んだ菓子か何かで出来てるんじゃないか?  ああ、ほら…。  次々溢れてくる蜜も、とろとろに甘いぞ?」 「そ……な、そんなこ…と、ない…も…、あ……、はぁ…ッ!!」  キュッと切れ込みが深くなった蜜口を執拗に舌先で嬲られて、花芯の中を通る管自体が快感に震えている。 「そうか?  ほぅら、言ってるそばから蜜が次々零れてるじゃないか。」 「龍嗣が…」 「ん?」 「龍嗣が…、う…っ、意地…悪…するから…。  変なとこばっかり…いじるから…、んっ、だから…っ。」  ビクビクと躯を震わせ、璃音は龍嗣の頭に手を伸ばす。  少し癖のある髪の中に手を差し込み、抗議の意味を篭めて髪の毛を指に絡めた。 「仕方ないだろ?  あんまり璃音が可愛く啼くから、ついつい…な。  しかも、禁欲生活をしていたから、璃音にどれだけがっついても足りないんだ。  屋敷に帰ればまた禁欲生活が始まるかと思うと、まだまだ触れていたい、肌を重ねていたいと思ってしまうんだな…。  いけない大人だ、私は」  一旦唇を離し、根元からツツ…ッと舌でなぞりあげる。 「ん…ッ、龍嗣の…ばか…ぁっ!!」 「そうだな…」  蜜嚢をやんわりと噛む。 「いっつも僕のこと…いっぱい泣かす、エロ魔神…」 「璃音にだけ、とびきりエロいんだぞ?」  片側の蜜嚢を軽く噛み、反対側は指でクニクニと揉み上げる。 「ん…っ、エロ魔神なんか、大嫌い…」 「ホントにか? それは困ったな…」  ほんの少し眉を下げ、笑ってみせる。  その顔を見ると、璃音はいつも困ってしまう。  どうしても逆らえないから…。  だから、いつも最後には言ってしまうのだ。 「ごめんなさい…嘘…。 大好き…」 「私もだ」  璃音の花芯に口づけ、龍嗣はフワリと笑った。

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