298 / 454
・
チュ…ッ。
体勢を変えた恋人同士がする甘やかな口づけは、本当に幸せそうに見える。
だからこそ、瑠維は悲しかった。
龍嗣の膝の上…背面座位のまま、ゆっくりと雄刀に貫かれる璃音。
「あ……、は…ぁ…っ!!」
ズプズプと、自重で飲み込む龍嗣の切っ先は、硬くて太くて、そして熱かった。
「や…、ん……、おっきいよ…」
自然に足が開き、大きな龍嗣の手を花芯へと導く。
龍嗣のもう片方の手は璃音の胸の蕾をクニクニと潰し、華奢な体は快感に打ち震える。
「璃音、綺麗だ…」
「や…んっ、恥ずかしいよぅ…」
腕の中でふるふる震える璃音は情欲に濡れて凄絶な色香を放ち、龍嗣だけを魅了する媚香が鼻を擽った。
細い首筋に鼻を擦りつけたり、肩の辺りをハミハミと噛む。
それだけで、キュウッと後蕾が絞まり、そそり立つ雄刀を包みこんだ。
「璃音の中、凄くイイ…ッ。
こんなに気持ち良い花筒は、何処にもないぞ…」
「ホン…ト…?
ぼくの中、気持ち良いの…?」
「ああ…。
こんなに極上の花筒は、璃音だけだよ…」
「じゃ、もっと気持ち良くなって…」
「ああ…」
璃音の膝裏に手を入れ、ゆっくりと持ち上げる。
その手を膝裏から外す。
ズッ!!
ズンッ!!
「きゃあああんッ!!」
一気に突き上げられ、璃音はのけ反って悲鳴を上げた。
再び持ち上げ、手を外す。
一気に突き上げられて、最奥まで貫かれる。
中の敏感な部分もぐりぐりと擦られて、璃音は甲高く啼いた。
「やぁうッ!! 龍嗣…、好きぃ…っ、大好き…、気持ち良くなって…っ!!
いっぱい…、いっぱい気持ち良くなって、ぼくの中、ぐりぐりして…っ!!」
「ああ、いっぱいぐりぐりしてあげような…?
中をいっぱい擦って、とろとろに蕩かせるから…。
璃音も、いっぱい…、いっぱい啼くんだ…。
いいね………?」
「うん……っ!!
啼くね………。 いっぱい啼いて、龍嗣に悦んでもらう…っ」
立て続けに突き上げられながら、璃音は夜啼鳥のような可憐な声で何度も啼いた。
とうに下着ごとジーンズは床に落ち、着ていたチュニックも捲り上げられて、はしたない姿になっている璃音。
激しく求められることに、この上ない悦びを感じ、腰を揺らめかせ、龍嗣の雄刀を自重をかけて一気に飲み込んだ。
ともだちにシェアしよう!