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「………玲。 上着を脱げ」
ゆっくりと視線を廻らせた弓削が、小鳥遊を促す。
「………」
椅子から立ち上がった小鳥遊は、上着を脱ぎ、ジーンズからベルトを引き抜いた。
「先に食うぜ? いいんだな?忍」
「ああ。
水上屈指の獣っぷりを存分に披露して構わない。
じっくり鳴かせてやれ」
「了…解」
瑠維の中心から足を寄せ、弓削が壁側へと下がる。
代わりに、小鳥遊がベッドの上に膝を載せた。
「…ひっ!!
や…、やめろ…、やめろよ…っ」
瑠維の膝の間に体を割り込ませ、小鳥遊は瑠維の上に覆いかぶさる。
「それ、璃音も言ってたんじゃねえ…?
"龍嗣のだから、やめて"…って、な…」
瑠維のワイシャツの襟に手をかけ、一気に左右へ引いた。
ビッ!!
釦が幾つか弾け飛び、残った部分を無理矢理引くと、シャツが引き裂かれる。
「へぇ………。
璃音とは違うけど、お前も結構モチ肌してんな…」
「ひ…あっ!!」
小鳥遊は、鳥肌がたったままの胸に吸い付いた。
「嫌だ…、やめろ…っ!!」
恐怖に戦く瑠維の肌を、小鳥遊はゆっくり味わう。
怖さで勃ち上がった乳首を吸い、舌で転がす。
「……っふ。
怖いか…? それとも気持ちいいのか?
両方勃ってんぞ?」
チュクチュクと芯が通った蕾を吸い、反対側は指できつく抓った。
「うあ…っ、あっ、あ…っ、ああ…っ!!」
触れられてもいない楔が勃ち始め、体の中に熱が蓄積していく。
「へぇ…、お前、結構淫乱なんだなぁ…。
噛んでもいない相手に勃つなんてよ…」
「…………っ、るっさい!!
こんなの、気のせいだ…っ、璃音以外に勃つハズなんか…っ、
んあ……………ぁ…っ」
ビクビク震え、小鳥遊の舌と指に体が反応しているのが、瑠維には信じられなかった。
「やだ…、やめろっ、んんん…っ、あ…ふっ、あ…っ」
唇で含み、舌で転がす。
更に硬く芯が通る蕾を今度はカリリと噛むと、瑠維は背中を反らせて反応した。
「お前、ここがいいのか?
初めて吸われてんのにここまで感じるなんてなぁ…。
やっぱり、かなり淫乱なんじゃね?
番い候補以外にも、しっかり反応してるし…」
「うあ………、あああ……ッ」
少しキツめに噛まれたのに、瑠維の体は悦び、蕩け始めていた。
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