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嫌だ…
璃音以外の人間に触れられるのは。
こわい。
自分の浅ましくて汚れた部分を暴き立てられるのは。
「い…や…だ………っ!!」
自分がした事をそのまま写したように降り懸かって来て、初めて瑠維は気が付いた。
何を璃音にしてしまったのかを。
璃音があの時、どんな気持ちだったのかを。
やっと。
今になって。
一部だけに過ぎないだろうけど、気が付いた。
花芯を扱かれて、背中がゾワゾワして。
顔を背けた瞬間、小鳥遊が伸び上がり瑠維の首筋に口づける。
「ひああんっ!!」
体がブルリと震えて、だんだん蕩けはじめている。
自分が欲しい相手でもない人間に、ジワジワと蕩かされるのは、本当に屈辱だった。
「へぇ…、お前、なかなか可愛く鳴くなぁ…。
璃音や雪の鳴きっぷりもクるけど、散々意地を張ってきたお前の鳴き声も、凄くイイ…。
解るか? 俺の凄いことになってるって…」
脚に当たっている小鳥遊の股間が、信じられない位硬い。
硬いジーンズの生地を押し上げ、形も変わっている。
「………嫌だっ、やめ…、んん…っ!!」
首筋と胸、花芯を嬲られて、嫌なのにどうする事も出来ない。
必死で意識を反らし甘い痺れをやり過ごそうとしても、小鳥遊が触れる度に肌が粟立ち、体の芯が悦んでしまう。
璃音を想って自分で触れていたのが、拙く幼い行為に過ぎなかったのだと思い知る。
それほどに、小鳥遊が施す愛撫は濃密過ぎた。
「お前の肌、甘いなぁ…」
「ぅあ………っ!!」
顔を左右に振って拒んで見せても、事態は一向に良くはならない。
それどころか、花芯から零れる蜜で濡れる後蕾に中指が突き立てられた。
ツプリと音を立てて減り込む指が、一層瑠維の恐怖を煽る。
「いや……、いやだ…っ!!」
「いやだって言われてもな…」
「一々慣らさなくていい。
玲、そのクソガキにさっさと突っ込んでやれ」
弓削の冷ややかな言葉は、瑠維を更に震え上がらせた。
「いいのかよ…」
「あれにしたのと同じで構わん。
お前のいきり立ったものを、とっとと突っ込め」
軽くため息をつき、小鳥遊は瑠維の目を覗き込む。
「仕方ねぇ…な」
ジーンズのフロントを緩め下着の中から引き出した雄刀は、瑠維のものより遥かに太い。
それが、瑠維の後蕾に宛がわれた。
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