339 / 454

「……ひッ!!」  狭い後蕾に宛がわれて、瑠維は心底震え上がった。 「…やっぱ片足固定されてると、やりづれえな…」  少し体をずらし、もう片方のロープを外す。  瑠維の両足首を掴み、膝を肩に付くまで押しやる。  萎縮した花芯と、薄薔薇に染まった後蕾が小鳥遊の前に曝されて、瑠維はビクビクと震えるしかできない。 「力、抜いとけよ?  あんまり力むと裂ける…」  ズレてしまった切っ先を再び後蕾に宛がい、小鳥遊は腰を進めた。 「………んッ」  グリ…ッ!! 「うあ……ッ!!」  硬い蕾に、小鳥遊の雄刀が減り込む。  指なんかと比べものにならない太さで、数ミリ進んだだけで激痛が走った。 「………キツ…。  この、無理矢理挿れる感覚、たまんねえかも…」  潤滑材もないまま、ゆるゆると侵入してくる雄刀に、瑠維の頭は恐怖で満たされる。 「痛…っ、やめ………っ、うああっ!!」 「だから…、力を抜けっつってんだろ…?」  瑠維の浅い呼吸に合わせ、小鳥遊が少しずつ入ってくる。  ピリッとした痛みが頭まで抜けていき、少し裂けてしまったのだと解る。 『嫌だ…、そんなデカいの、入るワケねえ…!!』  さっきまで体を支配していた甘い疼きが消え去り、恐怖が体を萎縮させていく。 『怖い!!  嫌だッ!!  誰か…、助けて!!』と、声に成らない声が頭の中で響く。  それは、自分の声なのか、それとも、思うさま散らした璃音の声なのか…?  瑠維自身、判断がつかない。 「……っふ、お前の中、あったかい。  それに、絡みついてくる…。  さすが、各務の子だぜ…。  そこいらの女よりもイイ。  絶妙に締まってんのと、キュウキュウに絡み付いてくるギャップが堪んねえ…。  ほら、俺のがまた硬くなっちまったぞ…?」

ともだちにシェアしよう!