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「……ひッ!!」
狭い後蕾に宛がわれて、瑠維は心底震え上がった。
「…やっぱ片足固定されてると、やりづれえな…」
少し体をずらし、もう片方のロープを外す。
瑠維の両足首を掴み、膝を肩に付くまで押しやる。
萎縮した花芯と、薄薔薇に染まった後蕾が小鳥遊の前に曝されて、瑠維はビクビクと震えるしかできない。
「力、抜いとけよ?
あんまり力むと裂ける…」
ズレてしまった切っ先を再び後蕾に宛がい、小鳥遊は腰を進めた。
「………んッ」
グリ…ッ!!
「うあ……ッ!!」
硬い蕾に、小鳥遊の雄刀が減り込む。
指なんかと比べものにならない太さで、数ミリ進んだだけで激痛が走った。
「………キツ…。
この、無理矢理挿れる感覚、たまんねえかも…」
潤滑材もないまま、ゆるゆると侵入してくる雄刀に、瑠維の頭は恐怖で満たされる。
「痛…っ、やめ………っ、うああっ!!」
「だから…、力を抜けっつってんだろ…?」
瑠維の浅い呼吸に合わせ、小鳥遊が少しずつ入ってくる。
ピリッとした痛みが頭まで抜けていき、少し裂けてしまったのだと解る。
『嫌だ…、そんなデカいの、入るワケねえ…!!』
さっきまで体を支配していた甘い疼きが消え去り、恐怖が体を萎縮させていく。
『怖い!!
嫌だッ!!
誰か…、助けて!!』と、声に成らない声が頭の中で響く。
それは、自分の声なのか、それとも、思うさま散らした璃音の声なのか…?
瑠維自身、判断がつかない。
「……っふ、お前の中、あったかい。
それに、絡みついてくる…。
さすが、各務の子だぜ…。
そこいらの女よりもイイ。
絶妙に締まってんのと、キュウキュウに絡み付いてくるギャップが堪んねえ…。
ほら、俺のがまた硬くなっちまったぞ…?」
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