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「…な…、何すんだよっ!!」
灼熱の蜜をせき止められ、小鳥遊がブルリと身を震わせた。
「上書きが先だろうが」
しれっとして、弓削が瑠維の中心を根元まで含む。
「ひ……っ、んう…ッ!!」
瑠維も上り詰める寸前で阻止されて、腰が揺れた。
熱い口腔に含まれ、舌で包まれるように扱かれるのは、無理矢理押し入った璃音の中よりも瑠維に絡み付き、蕩けるような快感を引きずり出す。
「ひぁ…―――――ッ、あう…、ああん…っ!!」
「コラ、締め付け過ぎだっつの!!」
キュウキュウと締め付ける後蕾と柔襞が、突き立てられたままの楔に蕩けて絡み付いていく。
吐精出来ずにせき止められた瑠維の中心を、弓削は舌を絡めて尚も責めたてる。
「あ……っ、うぁ…っ、ああんっ!!」
小鳥遊の指が与えた物より濃密な刺激で瑠維の体が甘く痺れ、無意識に食い絞める後蕾に、小鳥遊の雄刀が熱を増した。
「ふ………っ、お前の中…イイ…ッ」
弓削の責めとタイミングを合わせて、小鳥遊は交互に快楽の淵に叩き込むように、ゆるゆると腰を使う。
それが、一層瑠維を切なく啼かせた。
「お前のこれは、血の味がするな…」
ジュルリと音を立てて吸い上げ、弓削がつぶやく。
「あれの血の味だ。
お前の蜜と混ざって………中々甘い。
これも上書きしてやろうか」
唇をすぼめ、絶妙なキツさで吸いながら、弓削は深く浅く責め立てる。
瑠維の中に残る璃音の体の感触を、次々上書きしていくように。
「あ…ッ、あああっ、や…っ、んあ…、ああんっ!!」
時折、わざと当てられる歯にすら電流が走り、瑠維の体がビクビク跳ねた。
「おいっ、忍…っ、テメ追い上げ過ぎだろ!?
俺のがちぎれ…るっ…つの、あああ………ッ!!」
「やめ…っ、へん…なる、変になるからッ、やめ…、ああんっ、あッ、あッ、あ………ッ!!」
瑠維と小鳥遊がほぼ同時に痙攣を起こして上り詰めた。
逐情しないままで…。
「あ………、んう………」
「クソ…、ドライで達かせるなんて、テメ…どんだけ鬼畜なんだよ…」
未だ濃密な責めの果てに蕩ける瑠維と、弓削の仕打ちに舌打ちをする小鳥遊。 瑠維をくわえたまま、弓削が喉で笑う。
その様は、余りにも淫らなのに、冷ややかな夜叉じみていて、瑠維は背筋がゾクリとした。
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