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◇◆◇◆◇ 『どっちみち、二人に責め立てられて、ぐっちゃぐちゃされるのに』  瑠維が拒否をしても小鳥遊は必ず丁寧に全身を洗った。  パジャマを瑠維に着せ、小鳥遊はオーディオルームに運ぶ。  今日は両手を手錠でいましめ、鎖に繋いだロープをベッドの脚に結びつけられた。 「お前の真っさらな肌は結構甘い香りがするから、がっつり食いたくなるんだよ。  璃音みたいな媚香じゃねえけど、お前の香りは俺や忍の魂を掻きむしってケダモノにおとしめる。  それがまた、堪んねえのさ。  璃音を想って慟哭するお前を貫いて、ずっぷり繋がってるとな、凄え快楽の渦がくる。  頭ん中のシナプス全部がビリビリ震える位、ズクズクと走り抜けてくんだ」 「………」 「そうだろ? 忍」 「…ああ。  一人だけを渇望して誰にもなびかない。  そんな孤高を装う強情っ張りを責め立てるのは、存外愉しいんだと気が付いた。  強気な言葉ばかりを吐く口が、あれ以上のよがり声を上げる瞬間など、魂が震えるようだ…。  ただの直情バカだと思ったが中々可愛いところもある。  流石、鬼の子だ。  突っ込む度に別の悦びが見つかるんだからな…」  ククク…  瑠維を挟むように両脇に座る二人が、喉を鳴らして笑う。 「上にも下にも、きっちり二人分注ぎ込んでやろうな。  勿論、全部搾り取って啼かせまくってやる。  そうだろ?忍」 「…そういうことだ。  今夜も可愛く啼けよ?  交代でずっぷり突っ込んで、足腰立たなくしてやるから…」  瑠維を覗き込む二人の目は、既にケダモノの目だ。  背中に走るのは、逆らえない屈辱と怖さからの寒気、そして深い快楽を期待する疼き…。  なんて浅ましいのだろう。  チャリ…。  小鳥遊がサイドテーブルに置いていた物を手にとった。  ズクリ…。  それを見るだけで、体がジワリと熱を帯びる。  チュク…。 「………っふ」  弓削の唇が瑠維の唇を塞いだ。 「ん、んんん…っ!!」  自然に舌が差し込まれ、戸惑う舌が絡め取られる。  その甘美な感触に瑠維は抵抗出来ない。  弓削との口づけに蕩けていると、顎を掴まれて反対に向かされた。  クチュ…。  今度は、小鳥遊の唇に塞がれる。  熱くて強引な舌は、確実に瑠維の感じる部分を突き理性を削っていった。

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