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『どっちみち、二人に責め立てられて、ぐっちゃぐちゃされるのに』
瑠維が拒否をしても小鳥遊は必ず丁寧に全身を洗った。
パジャマを瑠維に着せ、小鳥遊はオーディオルームに運ぶ。
今日は両手を手錠でいましめ、鎖に繋いだロープをベッドの脚に結びつけられた。
「お前の真っさらな肌は結構甘い香りがするから、がっつり食いたくなるんだよ。
璃音みたいな媚香じゃねえけど、お前の香りは俺や忍の魂を掻きむしってケダモノにおとしめる。
それがまた、堪んねえのさ。
璃音を想って慟哭するお前を貫いて、ずっぷり繋がってるとな、凄え快楽の渦がくる。
頭ん中のシナプス全部がビリビリ震える位、ズクズクと走り抜けてくんだ」
「………」
「そうだろ? 忍」
「…ああ。
一人だけを渇望して誰にもなびかない。
そんな孤高を装う強情っ張りを責め立てるのは、存外愉しいんだと気が付いた。
強気な言葉ばかりを吐く口が、あれ以上のよがり声を上げる瞬間など、魂が震えるようだ…。
ただの直情バカだと思ったが中々可愛いところもある。
流石、鬼の子だ。
突っ込む度に別の悦びが見つかるんだからな…」
ククク…
瑠維を挟むように両脇に座る二人が、喉を鳴らして笑う。
「上にも下にも、きっちり二人分注ぎ込んでやろうな。
勿論、全部搾り取って啼かせまくってやる。
そうだろ?忍」
「…そういうことだ。
今夜も可愛く啼けよ?
交代でずっぷり突っ込んで、足腰立たなくしてやるから…」
瑠維を覗き込む二人の目は、既にケダモノの目だ。
背中に走るのは、逆らえない屈辱と怖さからの寒気、そして深い快楽を期待する疼き…。
なんて浅ましいのだろう。
チャリ…。
小鳥遊がサイドテーブルに置いていた物を手にとった。
ズクリ…。
それを見るだけで、体がジワリと熱を帯びる。
チュク…。
「………っふ」
弓削の唇が瑠維の唇を塞いだ。
「ん、んんん…っ!!」
自然に舌が差し込まれ、戸惑う舌が絡め取られる。
その甘美な感触に瑠維は抵抗出来ない。
弓削との口づけに蕩けていると、顎を掴まれて反対に向かされた。
クチュ…。
今度は、小鳥遊の唇に塞がれる。
熱くて強引な舌は、確実に瑠維の感じる部分を突き理性を削っていった。
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