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チュ…
チュク…
胸の蕾を二人に啄まれ瑠維の体は甘く蕩け始めた。
喉を反らせて喘いでいると、しなやかな指が胸から腹、脇腹へと滑っていき…。
瑠維の花芯を捕らえた。
「あ…、あああ…ッ!!」
電流にも似た痺れが瑠維を襲う。
蕾も花芯も責められて、もう瑠維には抗う事が出来ない。
ただ触れられただけなのに、璃音と体を繋いだ以上の快感が突き抜ける。
『…な…んで……?』
自分が求愛した璃音とシた時よりも、自分に求愛した二人が与える愛撫の方が何故気持ちいいのか…?
触れるか触れないかの絶妙なタッチだけじゃない。
胸がキュウッと締め付けられて、煩いくらいに鼓動を響かせる心臓は何度も跳ね上がって。
頭の中のシナプス全てが灼き切れてしまいそうな…、魂の底まで震えるような悦びが、全身を貫いた。
「ひ…ぁ……っ、ああ…んッ!!」
必死で食いしばろうとしても、はくはくと喘ぐ口は自分の物とは思えないような嬌声を零してばかりで、瑠維はいたたまれなくなってくる。
「いいぞ…。
お前の啼く声は、なかなか心地好い…。」
「普段の強気はどうした?
背中の毛を逆立てた猫みたいだったのに、これ位で大人しくなっちまうのかよ?」
「うっ、うっせ…っ、あ…………っ、ひあああんッ!!」
鈴口に捩込むように親指でグリグリとされて、瑠維は体が跳ね上がった。
「こないだ結婚した雪よりも、もっと可愛く鳴いてるじゃねえか。
な?そう思うだろ?忍」
「ああ。
伴侶から、前も後ろも貫かれて、あんあん啼いていたな。
確かにあれよりもいい声で啼いてる。
エロ魔神と繋がってる璃音よりも、もっといい声だ」
「ほんの少ししか触れてねえのに、こんなに先走りも零してる。
璃音や雪よりも、もっとエロいんじゃね…?」
クスクス笑いながら、二人は瑠維の胸の蕾と花芯を嬲り続ける。
花芯を包み撫で上げる指はどれもしなやかで、どの指がどちらのものなのかも判らないせいか、余計に瑠維を煽りたてた。
「……っふ…、ああ…ぁっ、ん…………ッ、……やぁ…う…」
鈴口からこぼれ落ちる蜜が、後蕾だけでなく、下着やパジャマをも濡らしていて、心地がよくない。
なのに。
そんな事すらどうでもいいくらいに、二人の施す愛撫は瑠維を蕩けさせ、甘い声で啼かせた。
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