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気持ちいい?
「ちょっ、あっ……おまっ、いつの間に!?」
「ちゃんと挿れるよって宣言したら、うんって」
「言ってねぇ、は、外せ」
「イくまで抜けないって知ってるでしょ? αのチンコ」
おっきいもので突かれたらさすがに我慢できないくらい感じるし、後ろ髪が首筋に触れるのがより刺激になってどうしたらいいかわからなくなる。
でも香水が効いてきたからか、快楽で頭が痺れてきた。
「んあっ、あっ、あっ、ああっ」
「かわいい声漏れてきたよ、気持ちいい?」
「気持ち、いい……」
けんいぬはふふっと笑い、ボクの後頭部に手を回して唇を寄せた。
チュッ、チュッと音を立ててキスをした後、長い舌が滑らかに入り込む。
ボクも絡めようとすると犬歯にあたるから、撫でて絡めていく。
「はぁ……好き」
吐息のようにつぶやいた後、ワオーンと鳴くけんいぬ。
気持ちを上げるためだけだろうけど、ボクはドキッとしてしまうんだ。
だけど嬉しいから、キーキーと甲高い声で鳴き返す。
「んあっ、もうっ、イく……んんっ」
「イッていいよ」
優しい声の割には激しく律動するけんいぬ。
「んっ、んっ、んアッ……ああああっ!」
この尊い時間はなくしたくないんだ
ヒクヒクと震える身体を優しく抱きしめる温もりを感じながら、そう思った。
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