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第17話 飴玉
「わりぃー晴太、ちょっとトイレ行ってくるわ.......ほら陸お前も行くぞ.......」
「え、僕別にいきたくな.......」
「もうすぐ始まるからはやくしなよ?」
旭くんにそう言われ、蓮斗に強引に腕を引っ張られトイレに連れていかれた。
トイレに着くとすぐに個室に連れ込まれた。たまたまトイレには誰にもいないから見られなくてよかった.......
「おい、お前さ。朝俺がやった飴食ったか?」
「い、いや食べてない。パジャマのポケットにはいってるよ.......」
「ふーん。まぁいいや」
蓮斗はポケットから朝僕にくれたものと同じ飴を取り出して自分の口へ放り入れた。
「やっぱそんなうまくねえな。」
と言ってボリボリ噛み砕く蓮斗。
僕がその光景をぼーっと見ていると蓮斗がキスをしてきて唾液を絡めた砕けた飴玉を口移ししてきた。
「なにするっ.......んっ.......れんとっ......やだ........くる...しっ」
「ちゃんと全部飲み込めよ?勿体ないからな」
「あんっ.......ンッ」
頭を優しく撫でられながらそう言われて舌で押し込まれた僕はろくに抵抗出来ずその飴玉を飲み込んでしまった。
蓮斗のピンクの唇がどちらのものか分からない唾液で濡れていてエッチだ.......
「よし、じゃあ戻るか晴太も待ってるし」
「え.......うん」
おしっこしないんだ思いながら僕は蓮斗の後に続いた。
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