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第62話 まさかの・・

 「ウツ........ウ...........」 なんだか辛そうな声が聞こえ、全身でビビるオレ。 5センチ程開いた障子の隙間からゆっくりと中を覗く。と、誰かの足が見えたが、この時期に短パンでも穿いているのか膝から下が見えた。 角度を変えて覗いて行くと、そこに見えたのは二人の男。 しかも、一人は下半身裸だった。よく見ると、それはミクの姿。もう一人は分からない。 ミクの背後から覆いかぶさった男が、ミクの腰に手を掛けると、ゆっくり腰を引き寄せた。 ・・・・何をされているんだ? その時、「ユタア........強く、してぇ!」と、振り向きながら言ったミクの声が艶っぽくて、オレの抱いていた恐怖は何処かへ飛んで行った。 ・・・・何言ってるんだ? オレの心臓の鼓動がさらに高鳴ると、昔、子供の頃に公園で拾った大人のエロ本を思い出す。見てはいけない物を覗くような感覚。本能で、ソレだと分かる。 ........アイツら.........男同士でヤッているのか.........?!

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