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第79話 可愛い・・
ざっと流した後、ミクは湯船に入ってくると、オレの横にぴったりくっつく。
「隆哉さんは小柄だったから一緒に入っても狭くなかったのかぁ・・・」
ひとりごとのように呟いてオレを見ると、口元がニッと上がった。
その頬が赤く上気していて、尚更可愛く見える。
「そうだな、・・・隆哉さんとオレとじゃ随分体格が違いすぎるよ。狭くて悪かったな、もうオレは上がるからさ。」
浴槽の淵に手を掛けると言ったが、「いや、大丈夫だから。ゆっくり浸かんなって!」
と、ミクはオレの腕を掴んだ。
なんだか変な感じだ。温泉に浸かっているような気もするんだけど・・・・
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