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昼食のあの子♡2
お昼のパンを買ってさぶちゃんに着いて行く。
さぶちゃんは、緊張してるような顔で人の来ない空き教室に案内してくれた。
「ここが私のお気に入りの場所だ!安らぐだろう、愚民!」
うん、さぶちゃんを見てるだけで安らぐよ。
俺はそんな意味もこめて頷いた。
対面するように座って、窓の外を見る。
グラウンドが見えて、街中が少し見えた。
それから、真っ青な青空。感動的に綺麗に思えた。
ふと、俺の手に暖かな温度を感じた。
見てみると、さぶちゃんが真っ赤な顔で手を重ねていて。
俺はちょっと意地悪な笑みで聞いてみた。
「キスしたいの?さぶちゃん」
さぶちゃんはそのまま頷いた。
あー、可愛い。
俺は笑って、さぶちゃんの顎を掴み上を向かせた。
さぶちゃんは固く目を瞑っていて、とっても可愛いかった。
「三郎、可愛い」
さぶちゃんが驚きに目を開けたけど、俺はそのまま可愛いお口にかぶりついた。
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