「むぅ...」 さぶちゃんが、身じろぎをしてゆっくりと目を開けた。 「さぶちゃん、目薬いるでしょ」 用意していた目薬を差し出せば、無言で受け取った。それをそのまま両目に垂らす。 目が冴えたかなーって思ってさぶちゃんの顔を覗き込めば、思いっきり目を逸らされた。 なにそれ。 「あー、恥ずかしいんだ？そうでしょ、さぶちゃん」 「う、うるしゃい！！あのような失態は私の恥だ！！」 真っ赤な顔で目薬を握りしめて言うものだから、可愛くて仕方ない。 「これからもよろしくね、さぶちゃん」 ちゅっておでこにキスしてあげれば、そこを押さえて真っ赤な顔で俯いた。 「い、一緒に居てやらないことも、ない...」 さぶちゃん。 ツンデレみたいな事を言ってるけど、顔が緩んでるよ。 こうして、俺たちは無事仲直りをしました。