81 / 85
えっちぃあの子♡ラスト
「ばか」
「はい、ごめんなさい」
「愚民が....。私の儀式を邪魔した挙句、りょ、陵辱するなどっ!!万死に値する!!!」
「うん、ごめんね」
お風呂に入って落ち着いたら、さっきの羞恥を思い出したのかさぶちゃんは怒り始めちゃった。
お顔が真っ赤で可愛いから全然怖くはないんだけど。
「っく...!ここで人を殺めるなどしたくは無かったが....仕方あるまい。くらえっ!!」
そう言ってさぶちゃんが俺に掌を向けてきたから、これは乗ってあげるしかないなーって思ってそのまま倒れた。
ちゃんとリアルにやられた声も出してね。
「グッ!....ぁ、あ....」
どさり。
どう?完璧でしょ?さぶちゃん。
そう思ってさぶちゃんを見上げようとしたら。
「れれれ、玲ちゃん?!どうしよう、僕、本当に?!え?嘘?本当に何か出た?嘘?どうしよう!玲ちゃん!玲ちゃん!!」
あれ、本当に慌ててる。可愛いなぁ。
「さぶちゃん、大丈夫だよ?ビックリした?」
「大丈夫?本当に大丈夫?良かったぁ...」
起き上がって何ともないよってしてあげれば、ホッとした顔して。
可愛いなぁって見てたら袖を引っ張られた。
「どうしたの?」
聞けば、2人きりなのにコソコソ話をするように耳に口を近付けた。
「次は外で、で、デート、したい...」
「え...」
コミュ障のさぶちゃんが。驚いて顔を見れば真っ赤になってて。
愛しさしか込み上げてこなかった。
「うん。遊園地でも行こうか」
俺が言えば、キラキラな笑顔で頷いた。
ともだちにシェアしよう!