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第48話 奪回②
【奪回】②
家に着くと…夜が白み始めていた
「瑛兄、今日は寝不足だな」
康太は目を擦りながら瑛太に言う
「うちは…居眠りすると秘書が怖いですからね…」
瑛太が笑って、康太の頭をくしゃっと撫でた
康太は笑って、榊原と部屋へ帰って行った
部屋に入って、まず康太はスーツを脱いでハンガーにかけた
榊原も借り物のスーツを脱ぐとハンガーにかけた
「疲れた…」
康太はベットに飛び込み寝そべった
俯せに寝た康太の足を持ち
榊原は仰向けに寝かせると、康太の上に重なった
「オレを寝かせない気?」
康太が聞くと、榊原はその口に接吻をした
舌を挿し込み絡まり合い…長い接吻を交わした
「んっ…やぁ…」
康太の腰が揺れ…榊原の腹に擦り付ける
「今、寝ると…起きれないでしょ?」
…………起きれる自信はない
だけど…少しは寝たい
「映画館のあれで…我慢出来る筈ないでしょ」
下着を脱ぎ飛ばし互いの体を弄る
康太の穴に指を入れると…夕方の名残で緩んでいた
枕元からローションを取り、康太の穴に塗り込む
あまり時間をかけて解せない時の為に…ローションを用意した
このローションの滑りは絶品で…康太の奥まで滑り込む事が出来る
榊原は、一気に康太を貫き挿し入った
奥へ…奥へ…
未開の地まで…
届きそうな奥へ…忍び込む
奥を…犯す
「ダメぇ…伊織…深い…」
康太を苦しめているのは…
榊原のぺニスなのに…
腕が榊原に助けを求め伸びる
「ここは…始めてだよね…」
熱い吐息で…康太に聞く…
「あぁぁ…深い…」
康太の口からは唾液が流れ、眦からは涙が流れて止まらない…
「今日は何時もより…大きいかも…」
夕方に半端に出した刺激が…榊原を止まらなくさせていた
何時もより大きく…
何時もより…長く…
康太の未開の地を押し開く
「ぃ…ぃく…伊織…ぃっちゃう…」
「まだダメ…」
榊原は、康太のぺニスの根本を握り締めた
康太は仰け反り…髪をふった
「お願い…ねっ…伊織…イカせてぇ…」
「じゃあ康太の一番イイとこ擦ってあげる…」
榊原は、康太の前立腺を刺激して一番感じる部分をエラで擦り上げた
康太の根本を掴んでいた手を離すと…
白濁を飛び散らせ…康太は果てた
榊原は、康太の中に、長く…吐き出し続けた
バスルームに康太を抱き上げ連れて行き…洗う
シャワーヘッドを康太の穴めがけて流す
指を入れ掻き出すと…白濁が…流れ出した
体を洗ってやると、康太も榊原を洗った
「伊織…腰が立たない…」
あまりにも深くを犯しすぎて…康太はヘロヘロだった
「深すぎた?」
榊原が康太の耳の穴を舐めながら…聞く
「深すぎ…まさかあそこを擦るとは思わなかった…」
榊原は、康太にキスして
「たまには…ね」
と、笑った
バスルームから出ると、もう朝になっていた
「もう朝じゃんかよ」
康太が拗ねる
「今夜は抱き締めて寝かせてあげますから…」
康太は榊原の胸に擦り寄り
「今、寝たい…」
と言ったが、あっさり却下された
髪をドライヤーで乾かしてもらい
今日はトナミに行くから、夏の白いスーツを着せ
ネクタイを締めてやると、お出掛けの準備が整った
榊原も自分の支度をし、一緒にキッチンに向かう
キッチンには、悠太と瑛太が朝食を食べていた
今日はスーツを着た康太の姿に、悠太が何処かへ行くのか?聞いてきた
「オレは今日、トナミに行くんだよ
一生と伊織は病院に聡一郎の見舞いだ」
トナミ海運…だからそんな正装なんだ…と、悠太は納得した
「伊織と、一生は、私が病院まで送って行こう
康太はトナミの方で病院まで送ってもらうんだったな?
だったら帰りは私が迎えに行こう!待ってなさい」
康太は頷いた
朝9時前に、トナミからの迎えのリムジンが来た
「オレに…これに乗れって?」
康太は見送りに出た榊原に思わず抱き着いた
見かねた瑛太が…本当に…この車で間違えがないんですね…と確認した
確認して大丈夫だから、康太を乗せた
「伊織君、本当にすまないね」
瑛太は榊原に頭を下げた
心配ばかりかけさす弟に…榊原は本当に尽くしてくれる
感謝しても足らない
しかも2人は愛し合ってる…
榊原はいいえ!と答え、何も言わなかった
「君達2人の服を用意するから、このまま会社に来てください
秘書が採寸したら買いに行くように頼みました
その後秘書が病院まで送ります。良いですか?」
榊原と一生に異存はなく、促されるまま2人はベンツに乗った
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