「ねっ…伊織…舐めたい…ねっ…お願い…」 康太は榊原のズボンに手をかけた そしてベルトを外して…ファスナーを下ろした だけど…デカくなった榊原の性器は…中から出すことも出来なかった 榊原は立ち上がると…服を脱ぎ捨てた 榊原は、自分の聳え立つ性器を握り締めると… 「これが欲しいですか？」と康太へ聞いた 「欲しい…」 潤んだ瞳で康太は榊原を見た 欲情した康太は…妖艶だ 康太の目の前に…榊原の性器を握り締めると… 康太はスリと頬ずりして…舐めた 康太の体を抱き上げると体の上に乗せた 康太は榊原の体の上に乗り…榊原の性器を舐めていた 榊原は、康太の性器を舐めながら…榊原を欲して蠢く穴に指を入れた 掻き回すと…康太の腰が揺れた だが康太は必死で榊原の性器の皮を捲り… カリを、吸うように舐めた カリの後ろのザラザラとした舌触りが良い部分を歯で軽く噛むと…榊原は先ばりしを流した 「康太……もう良いです…」 榊原は康太を抱き上げると、下から貫いた ローションの助けを借りて一気に押し入ると康太は…仰け反った 「ったく…上手くなり過ぎです…」 思わず康太の口の中でイキそうになった それを……グッと押さえ、康太を中へ挿入った 「だって伊織の舐めるの好き…ダメ…？」 上目使いで榊原を見ると…榊原は康太の中で…我慢出来ず吐精してしまった… 「ダメじゃないですが…舐め過ぎると、こうなりますよ…」 一度出したのに榊原は…はち切れんばかりに勃起していた 「ぃ…伊織…ぁぁん…ダメぇ…」 榊原の精液で濡れた中は…更に滑りが良く康太の奥へ奥へ…と入り込む 「康太が育てたんでしょ？」 榊原が結合部分を指でなぞる… 「ゃ…撫でないでぇ…」 ギチギチに締め付けた康太の穴を撫でると…力が抜け弛む… すると見逃さず…榊原は更に奥に入り込み康太の中を抉り掻き回した 仰け反る康太の鎖骨に…噛みつく様な後を残す 「ねっ…伊織…オレを手離さないで…」 激しく腰をグラインドさせ 「手離す気は…死んでもありません！っ…」 康太の胸に頭を付け康太の中へ吐き出した… 康太も榊原の腹に精液を吐き出していた はぁ…はぁ…荒い息が部屋を包む… 康太は榊原の頭を抱えて 「伊織が嫌いになったら…殺して…」 と、呟いた 「康太…君を嫌いになる日は来ませんが… 君が…逃げるなら…殺してあげます」 榊原は、時代劇の役者の様に微笑んで…康太に接吻した 「ぁぁ…っ…」 康太はその、言葉だけで…吐精した 「伊織…イッちゃった…」 「本当に…君は僕を愛してますね 僕も君を愛してます……」 中の榊原が…三度目の復活をし… 抜く事なく三度目のクライマックスに導かれた… 康太は榊原に抱き着いた 榊原の腕も康太を抱き締め 二人は…互いを抱き締めあって…腰をグラインドさせた 繋がって… 総て…貴方のモノになりたい 総て…貴方と溶け込みたい 何故… 総て…溶け込めない？ それは結合する時間を… 至福の時間に変える為なのでしょうか… こんなに愛しているのに… これ以上…愛せない程愛している… 全部……貴方のモノです… 「伊織…お前はオレの総てだ 」 「素敵な殺し文句ですね…また抜けませんよ…」 ６回…抜かずに…抱かれ続けた体は… 指一本動かすのが、億劫だった… 康太は榊原の体の上に乗っていた 「伊織…動けない…」 「康太の所為でしょ？ あんなに美味しく食べるから…僕はそれだけでイッてしまいました…」 榊原は、康太の髪を撫でた 「伊織にしかしない…」 「当たり前です！ 他にしたら息の根を止めます…」 「オレはキスもその他も…総て…伊織が最初だ。ちゃんと出来てるか解らない…」 「ちゃんと出来てるから…イッてしまったんですよ」 「なら嬉しい…」 康太は榊原の胸に擦り寄った 「体を洗ってあげます…そして眠りましょう…」 「うん。」 康太は榊原の体から降りた すると榊原はベットから降り、康太を抱き上げた 康太を抱き上げ、バスルームまで運ぶとバスタブの中に康太を抱いたま入り、湯を出した シャワーヘッドを康太の穴に向け…中を掻き回す… すると…中から…榊原の放った精液がドロッと流れて出た 康太は榊原の顔にキスの雨を降らす 「もう…不安じゃない？」 榊原は康太の背中を撫でる… 「うん、大丈夫…。」 榊原の首に腕を回し…康太は甘える 「伊織がいれば…オレは生きていける」 「僕も康太がいれば…生きていけます」 榊原は康太の額を引き寄せた 額と額を合わせ…瞳を見詰める 「伊織の顔を、見るとドキドキする…」 「君は僕の顔も好きですからね… 器だけ好き……って言われると…少し凹みますが…」 「器だけじゃねぇよ全部愛してるに決まってるやん」 「僕は‥‥瑛太さんに似てますか？」 「伊織が初恋って謂ったやん 中等部の頃伊織は、瑛兄の器には似ても似つかなかった… ストイックさは似てたけどな… 瑛兄と伊織は違う オレは伊織に瑛兄は求めてない……だが今は伊織の方が兄弟みてぇに似ているなぁ… オレは瑛兄と寝たいとは思わない… 多分…抱かれても体は反応しない…」 「押し倒された事あるの？」 「押し倒す前に…オレから逃げた…」 「逃げなかったら…瑛太さんのモノになった？」 康太は首をふった 「瑛兄のモノになったら…オレは人形にしかなれねぇ…。 誰かを見る目を潰し…飛び立つ羽を毟り…そして閉じ込めて…息の根を止めるんだ… それを生きているとは…言わない…」 榊原は…言葉を失った 「瑛兄の欲は深い…オレは飛鳥井の明日の為に生きているから、瑛兄のモノにはなれない オレは共に生きてくれる…人間しか伴侶にしない…」 「その言葉を聞いて…安心しました 康太が僕の中に瑛太さんの器も姿も求めていたら…嫉妬で…狂いそうでした」 康太は…逆上せそうだからバスルームから出よう…と言った バスローブに身を包むと…康太は榊原とベッドに横たわった 「伊織…飛鳥井の家は特殊なんだよ… まぁ見てれば少しは見えてると想うが、飛鳥井の闇は結構深いんだよ 真贋の人間が産まれると、親から引き離されて…真贋が次代の真贋を育てる… オレは物心ついた頃には祖父に育てられ… 厳しい修行の毎日だった そんなオレを支えてくれたのは…瑛兄だ そして何時も空腹で泣いていたオレに飯を食わせてくれたのは蒼兄だ オレはあの二人に支えられて大きくなった 瑛兄がオレに必要以上の想いを抱いているのを知ったのは…小学校の頃だ… オレは…瑛兄に抱かれそうになった… 子供だから…その行為も知らなかった… 母が止めに入って以来瑛兄はオレに距離を取った そしてオレが小学校を卒業する時に結婚をした… 完全にオレから…瑛兄は逃げた… もともとオレの果てには瑛兄はいない… 唯…オレは瑛兄がいたから…苦しい修行を耐えられた…その事実は曲がらない だからオレは瑛兄に甘える… 兄に甘える弟として…生きていたい… そう願う…それだけだ オレは伊織の中に瑛兄は求めていない もし求めていたら…オレはイケない… オレは瑛兄には反応しない…抱かれたくもないのだ… そして瑛兄も…同じ想いだ… 一度…オレを抱くか…と服を脱ぎ捨てた だが兄は…兄としていさせてくれと…言い切った… 瑛兄にオレは抱けない… 飛鳥井家真贋の伴侶はこの世で一人 だからじぃちゃんは妻を亡くして３０年 再婚も恋人も作りはしなかった… オレは伊織を亡くしたら…後を追う… この体は…昔も今も…榊原伊織…お前のものだ だから、瑛兄に引け目は感じなくて良い オレは兄として飛鳥井瑛太は愛せるが… 異性としては見てはいねぇ… オレは兄が道を違えたら…切れる覚悟はある またその覚悟がなくば真贋にはなれはしない」 「康太…君の何もかも引っくるめて愛しています」 榊原は康太を抱き寄せた 「康太のくれた伴侶の証しは…生半可な覚悟ではないと受け止めてますよ 康太はずっと溺愛の弟でいなさい 僕の中に瑛太さんを求めているなら…って嫉妬もありました 君を愛し過ぎる故の嫉妬です…許しなさい 愛する男は、嫉妬深いんです 康太の好きな沢庵にだって…妬けてしまえるのですから…」 「沢庵より伊織を優先してるのに？」 「あのポリポリと食べる姿に…沢庵にも妬けます」 「なら一日一枚で良い…」 康太は榊原に抱き着いた 「良いですよ好きなだけ食べれば」 榊原は笑った 「オレ…伊織の笑ってる顔…大好きだ 黙ってると近寄り難くて…でも笑ってくれると…凄く嬉しくなる… 伊織を愛し過ぎて…止まらないっ…」 もう…惜しみのない賛辞に…愛の言葉の応酬は…何なんでしょうねぇ… 眠りに落ちるまで話をして…… 眠りに落ちても抱き合って… ずっと…ずっと… 貴方と… 愛を形で現せないから人は束縛の証を与えるのかも知れない… 康太からの愛の証しは… 何よりも重い…飛鳥井の伴侶の証し 片時も離さず胸に刻む… 君からの愛の証を…