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第82話 儀式の後は‥‥

飛鳥井の菩提寺を後にすると、康太は榊原に抱き着いた 「伊織…オレを抱けれる場所に連れて行け!」 気持ちは同じだった… この手で愛する人を斬った… 「康太…」 だから一刻も早く互いを抱き締め合いたかった 榊原は康太を抱き締め、離すと駅に向かって歩き出した 「康太…横浜に出ましょう…ここからタクシーに乗っても…ホテルには行ってくれません」 「そうだな。横浜に出るとするか 伊織、お弁当買うもんよー!腹減った…」 「解りました 売店で何か買って行きましょう」 「何か伊織とデートみたいで楽しいな」 康太が満面の笑みで笑った 「僕も君と二人で電車は初めてですから、凄く嬉しいです」 「そう言えば、オレ等ってデートとかしなかったな… まぁ男同士では…繋いで大手をふってのデートは無理だけどな…」 「これからは手は繋いでは歩けませんが、二人で時間を作って、デートをしましょう」 「おう!」 康太の返事は軽く、プロポーズした日を思い出した プロポーズした返事も…「おう!」だったっけ…。 榊原は、康太を見詰めていた 康太も、榊原を見詰めていた 横浜までの数十分…二人は電車に揺られ今を楽しんでいた 横浜に着くとタクシーに乗り、ホテル・ニューグランドに向かった ホテルへ逝く前に予約を取ろうとホテルに電話をすると、もう予約が入ってます…と、告げられた 飛鳥井源右衛門様が予約を入れられております と告げられた 二人はホテル・ニューグランドへ向かい、チェックインする為にフロントに向かった 軽く手続きをすると、ベルボーイに部屋に案内された 部屋に入るなり…康太は榊原に抱き着いた 「伊織…」 榊原も康太を抱き締めた… 「伊織、お前は正真正銘オレの伴侶になった オレを斬ったろ? オレもお前を斬った…」 榊原は康太を抱き上げると、ベッドへ向かった 康太の服を脱がし全裸にすると康太をベッドに横たえた そして榊原も服を脱ぎ…全裸になると康太に覆い被さった 「僕は君の姿に躊躇ってしまいました…が、康太の声が聞こえて…斬りました」 「あの時シンクロしたもんな。」 「僕の康太は僕が刃を向けたって笑って死んでくれます…」 「オレの伊織も、オレが刃を向けたって、微笑みさえ浮かべて…死ぬだろ? だからオレは斬れた…。 でもお前を斬った感触はあって…あれは違うって解らせて欲しかった」 「僕は君を見違えたりしません。」 康太は榊原の首に腕を伸ばし…催促した すると…息もつかない接吻が贈られ… 体が…榊原を、求めて蠢き出した 「康太…入れたい…まだ硬い?」 康太の穴は榊原を、待ち受け蠢いていた 「入れて伊織…中が…お前を欲して止まらねぇ…」 榊原はアメニティに手を伸ばし ローションを手にすると、康太の双丘を開いて垂らし、自分の性器にも垂らした 凄い薔薇の薫りに包まれ…康太の中へ挿入した 榊原の頭が入ると…中へ…中へ…蠢いて導く 康太の中へ一気に押し入ると、榊原は康太を抱き締めたままひっくり返った 康太を体の上に乗せ…下から突き上げた 「ぁぁっ…伊織…イクぅ…イッちゃぅ…」 康太は自分の乳首を触った… ピアスの嵌まった乳首を確認するかの様に触り…仰け反った 榊原の腹に…康太の精液が飛び散った 康太の中が…ギュッと締まり…榊原もイッた ピクンピクン……と、吐精した榊原の性器が震えながら白濁を撒き散らす 吐精する瞬間…榊原の性器が膨張する刺激に …康太の中が…更に凄い事になり… 榊原は抜けずに2ラウンドに突入する 貪り尽くして互いを確かめ合った 康太は意識を手放す瞬間笑って榊原に 「お前はオレの全てだ…」 と、吐き出し…意識を手放した 康太の……首筋から鎖骨は…凄い事になっていて…榊原は苦笑した その日は…一日中…互いを求め…気絶して… 目が醒めれば…また求め… 触れなかった日々を埋めるかの様に… 1つになり縺れ合い…果てた 翌朝、目が醒めた時、康太は動く事も出来ない程で…流石に犯り過ぎだと痛感した

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