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第32話

「あっ、ア・・・、ま、まってぇ・・・へんっ、変な気持ちになるぅ・・・」 体が熱い。それも下半身に熱が集中しては初めて感じるムズムズする感覚が苦しかった。 「それが、気持ちいいってことだよ」 無知な綾人に丁寧に門倉が教えていく、だが、綾人は顔を覆って背中を反らせた。 「痛いっ!怖いぃ・・・、僕、どうなるの!?な、何秒?何秒数えたらこれ、終わるの!?」 苦痛なのか早く終わらせてと身を捩る綾人に門倉がそうだなと、口を開いた。 「あと、三十秒かな?」 適当な秒数を呟くと、綾人は安心したように息を吐いて、震える声で数を数え始めた。 「い・・・ち、にぃー、さーん・・・っ・・」 目を瞑り耐えるように数を数える綾人に門倉は本腰入れて綾人のものを扱き始める。 「じ、じゅーッアァ・・・!」 「いい子だね。もうすぐ剝けるよ」 チュッと、頭を見せてきた亀頭へキスをすると綾人は頭を抱えて数えるペースを早めた。 「十五っ・・・じゅ、ろくっ・・・んんっ、はぁうっ・・・ッ・・」 ビクビク体を震わせながら、数えるその姿が可愛すぎて門倉は嗜虐心を刺激された。 ゆっくり剥こうと思ったけど、いいかな・・・? ニヤリと、嗤って綾人の根元を掴むと、まどろっこしいと一気に下へと引き裂いた。 「キィアァァアーーーッ・・・っ、あっあっ・・・・」 痛みに顎を反らせて呼吸を止め、パクパク口を開閉する綾人を門倉は優しく呼びかける。 「綾ちゃん、ほら、見てごらん。綺麗に剥けたから」 にっこり微笑む門倉は綾人を抱き起こすと自身の性器を見させた。 ピンクのそれは皮が剥けて少しグロテスクだと思う。 ヒリヒリするし、なんだかスースーしていて気持ちが悪いような、いいような不思議な感覚だった。 「可愛いいでしょ?これで、思う存分気持ちいいことできるね?」 チュッと、耳元で囁かれると同時にベッドへ再び寝かされ、綾人は目を瞬いた。

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