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第36話

「はあ・・・ふぅっ、あつ・・・ぃっ、だめぇ、お願いっ・・助けてぇ・・・ッ」 自分から両足を抱えて蕾を見せては何かしらの処置を求めてくる綾人に門倉は意地の悪い言葉をかけた。 「弄ってあげたいけど、綾ちゃん痛いんでょ?」 「はぁんぅ・・・ッ、いた・・くなぃっ、おねが・・・・、じんじんするぅ〜・・」 首を左右へ振っては、体を鎮めて欲しいと懇願してくる天使に門倉は込み上げる嗜虐心が止まらなかった。 「この、淫乱天使」 ククッと、喉の奥で笑うと、門倉は腰に巻いていたバスタオルを外した。そして、我慢に我慢を重ねてきた己の怒張したものを取り出す。 「はぁ、うぅ〜・・・、せんぱっ・・・・ッあ、か・・くらせんぱ・・」 涙で濡れた瞳で繰り返し名前を呼ばれ、押さえ込んできた理性がガラガラと音を立てて崩れていく。 自ずと呼吸も浅くなり、我慢できないと綾人の蕾へ自身を押し当てた。 ヒュッっと、指とは比例しないあまりの大きさのものを当てがられ、綾人は息を吸い込むと、恐怖に体を震わせ、目にまた新たな涙を溜める。 「大丈夫。この間だって入ったんだから入るよ」 細く白い足を腕に抱え、門倉はそういうと腰を進めて綾人をゆっくりと突き刺していった。 「ひぃンンッ・・・、お、おっき・・・ぁ、く、るし・・・・」 お腹を圧迫される重量感のあるものに痛みはないものの苦しさを感じて悶え喘ぐと、門倉の先端が前立腺を掠めとった。 「ここ気持ちいい?」 「ぅあァアんっ!!」 先ほど、何度も指で刺激を与えられた前立腺を揺さぶると、綾人は顎を反らせて気が狂ったかのように泣き叫んだ。 「ひぃ、っんぁ・・アッァァーーーーーッ、ゆ、揺すっちゃだめぇ、だめぇなのっ・・・」 門倉の腕へ爪を立て、止めてと懇願する。 幼さを感じさせる物言いと容姿にいけないことをしている背徳感が襲ってくる。 「お前、可愛すぎか・・・」 ボソッと責めるように告げたとき、門倉はもう我慢出来ないと、綾人の足を抱え直すと好き放題、中を蹂躙し始めた。 「はぁ、ふぅっあぁーーー、そこっ、アッアッアッァーーーーーッ・・・」 前立腺を擦りあげ、奥へ奥へと腰を進めていくと、綾人は背と顎を反らせて達してしまった。 「綾ちゃん、イくときはちゃんと言わなきゃダメだって、教えただろ?」 お仕置きだと言わんばかりに奥を貫くようにパンッと突き上げた瞬間、綾人のものからまたドプッと精液が溢れた。 「あっあっ、ご、ごめんなさっ・・・っんァ、と、とまんな・・・、せんぱ、先輩っ、イっちゃ・・・僕、おかしぃ・・体がァアんっ・・・っ」 怖いと瞳を向けてくる綾人に門倉はここも気持ちいいのかと、奥の壁をコツコツ突いてみた。 「んぁッ、やっ、アァア・・・、そこやだぁァア・・・・」 門倉の実験はどうやら当たりらしく、綾人はシーツを掴んでのたうちまわる。 「あっ、あっ、ど、どうしよ・・・、へん、体が・・・・」 門倉は自身の先端で前立腺や奥深くの壁をこね回したり、突き上げたり、揺すぶったり、綾人がどれが好むかを色々試した。 煽りに煽られた綾人のものは薬のせいもあってか、自身から永遠蜜を流し続ける。 そして、決定的な射精感欲しさに自分のものへ手をかけると上下に扱き始めた。 「自慰する気?」 エッチだね。と、笑って囁くと綾人はこの時、この行為が自慰という事なのをぼんやり知った。 その行為はとても恥ずかしいことと思いつつ、止めなくてはと思う反面、快楽に呑み込まれた綾人は手を止めることが出来ず、自身を追い上げていく。 「ィッ・・・くぅ・・・・イっちゃ・・、門倉せんぱぁ・・ァアんっ!」 「イけ。空っぽにしてやるよ」 ドンっと思い切り突き上げると、綾人は顎を反らせて達してしまい、息を切らせて体から力を抜いた。 それを待っていたかのように門倉は綾人の最奥を目指して腰を激しく打ち付ける。 「ァアーーーッ、ヒィぁ・・・、だめぇ・・・ふ、深いっ、はぁひ・・・ィアァーーー」 奥へ奥へと突き上げられ、先程達したにも関わらず射精感が込み上がる綾人は目の前に火花を散らし、助けを求めるように門倉の腕にしがみついた。 「イ、いくぅ・・・アァ・・、きもち・・い、・・こわ・・・ぃ、きもち・・くて、怖ぃっ・・・キャアァゥッーーーー」 ドピュっとまた精液を飛ばす綾人に門倉は自分ももう限界だと律動を更に速めていった。 「綾、出そう。いい?」 突きあげながら、聞くと、綾人は混濁する意識の中、何度も首を縦に振って叫ぶ。 「はぁ、アッアッアッァーー、はやくぅ・・・せ、えき・・、お尻にせーえき出してぇ・・・っ」 それさえ終われば解放されると信じている綾人はこれがどれだけやらしいおねだりかも知らずに門倉を煽った。 綾人のものからは突くたび、止むことがない白濁された液が飛び散って、視覚、聴覚とあまりのエロさに門倉の口元に笑みが浮かんだ。 「そんなこと、マジで俺以外に言うなよ」 念押しするよう告げると、門倉は綾人の足を下ろし、キツく体を抱き締め、最奥を突き上げて低い声を漏らしながら綾人の中で果てた。 荒い呼吸のなか、腕のなかの天使が余韻からか、カクカクと小さく震えていて愛しさが込み上がって、額へキスをし、よりキツく細いその体を抱き締める。 「綾の身体、溺れそうだ・・・」 苦しげに囁く門倉に、お腹の中が温かくなって、綾人は門倉が達したのを感じると安堵感から瞳をゆっくりと閉じた。

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