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第48話

「はうっ、ひぃっ・・・ヒイっ・ふぅぁァーーー・・・」 頭の芯が痺れて、気が狂いそうになる。 「綾ちゃん、気持ちいい?乳首、舐められるのが好き?吸われる方がいい?」 「ヒィ、ヒィァアんっ、す、吸っちゃヤダァぁ〜〜・・・」 「そう・・・。吸われるのがいいんだ」 嫌と言う言葉ばかりの行動をする門倉へ綾人は先ほどから半狂乱に叫び続けていた。 全裸に剥かれ、反抗する腕を何処から持ってきたのか、縄で一纏めにされてはベッドヘッドへ繋がれた。 暴れる足は拘束ベルトで片足ずつ丁寧に折り曲げて縛られ、紐で開くようにベッドの端に括り付けてしまった。 人生初のM字開脚に恥ずかしさを感じるより恐怖を感じた。 全身を曝け出す格好に手足を動かして暴れるが、暴れる度に縄がキツく食い込む腕に痛みが走った。 その痛みを訴えようとするも、門倉から与えられる絶大な快楽によって掻き消されていった。 「はぁふ、くぅ・・・、や、止めてっ・・やァアーーーーーッ・・・」 ローションをたっぷり含ませた後孔を門倉は三本の指でぐちゃぐちゃと音を立ててかき混ぜる。 前立腺を押しつぶしては爪で引っ掻いたりを繰り返していると、快感に不慣れな綾人の体はその快楽を教え込まれるように体を震わせては蜜を垂れ流していた。 「イ、イくぅっ・・・、はぁ、ぅっ・・か、かどく・・・せんぱぁ・・・で、でるぅっ!出ちゃうっ!!」 内太ももをブルブル震わせて、達しそうだと必死に訴えてくる綾人に門倉はニヤリと笑うと綾人の中心でふるふると震えるピンクの性器へ手を伸ばした。 「キィァウっ!!」 ダイレクトに感じる刺激に涙を散らして悲鳴を上げると、手の中で震えるものの根元をキツく握り締める。 「はぁ、はぁ、ぁあんっぅ・・・」 苦しそうに目を閉じて、顔を逸らし息を吐く綾人は自分が焦らされてることに気が付いてない。 「でるぅっ・・・、はぁ、はあ・・く、苦しぃよぉ・・・ッ・・」 前立腺をカリカリ引っ掻いて、根元をキツく握り、先端部分を親指の腹で撫でてやると不自由な体を捩って腰を突き出してくる。 「ちょっと、我慢しようね」 何処に隠し持っていたのか、細い紐を取り出した門倉が器用に片手で綾人の根元を括ってしまった。 「な、なにっ!!?何するの!?」 不安から震える声を荒げると、額にキスを落とされた。 「さっき、綾ちゃんイくって言わずにイッたでしょ?だから、お仕置き。俺、イくときはちゃんと言えって教えたよね?」 意地悪に光る紅茶色の瞳に涙を流す自分の姿が映って綾人は硬く目を瞑った。 「そうだな〜。とりあえず百秒数える?綾ちゃん、かず数えるの好きでしょ」 「ひんっ!」 ピンっと縛られた中心のものを指で弾かれ、綾人の体が跳ねた。 かずを数えるのが好きなわけじゃない・・・ ただ、嫌なことや辛いことがあるとき、ゴールが見えると心の支えになる方法とある人から教わったのだ・・・ 「ひゃ、百秒数えたら・・、止めてくれるの?」 「イかせてあげる」 「・・・・」 質問の答えに終わることはないのかと、落胆の色を隠さない綾人に門倉はククッと喉の奥で楽しそうに笑った。 「残念そうだけど、百秒数え終わったときには綾ちゃん幸せだと思うよ。試してごらん」

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