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第50話

「ゆ、ゆるしてぇ・・・っ、もう、やだぁ・・・」 次の日、昼食を取ったあとも門倉は嫌がる綾人をベッドの上で縛り付けては情事にふけた。 「綾ちゃん、金曜と土曜はこれからこんな感じだよ?ちゃんと、体力付けときなよ?」 うつ伏せにされ、腰のみ高く持ち上げられる体位を強いられては、何度も何度も腰を打ち付けてくる門倉に綾人は縛られた手を握り締めた。 「はぁうっ、アァーー・・・、イ、イきそうっ!せんぱぁ・・・、イくっ!!」 昨夜、何度も教え込んだ甲斐あってか、綾人は達するときは必ず門倉の名前とイくことを告げるようになった。 「ん。イって、いいよ。俺もイくから」 グッと奥の壁の窪みを狙うように突くと、綾人は悲鳴をあげて呆気なく達した。 門倉もそれを追うように綾人の中で自身を弾けさせた。 荒い呼吸を互いに漏らし、門倉はズルリと自身を引き抜くと綾人の後孔からトプトプと自分が放った大量の精液が溢れ出てくるのを見つめた。 えろ・・・ もう一回ぐらい、できるかな? くらりと、目眩が起こりそうな光景に再び性欲に火がつく。 しかし、ボロ雑巾のようにベッドの上で横たわる綾人にはそんな気力は残っていないのか、今にも意識を手放しそうだった。 昨夜も最後は気絶をしてしまった綾人の身体を綺麗に後始末をしたのは門倉だった。 直ぐにまた意識を取り戻すと思っていたが、朝までノンストップで眠りにつかれ、ガッカリした。 仕方ないので起きるまで待っていたら、12時を回ってやっと起きてきた。昼時なこともあり、溢れんばかりの性欲に蓋をして、ご飯を食べさせてやった。 食べ終われば必ずまたベッドへ持ち込むと意気込んでいたのだが、綾人はすこぶるそれを嫌がった。 やれば感じて乱れるくせに、頑なな綾人に少し憂鬱さを覚えた。 どうせするなら、楽しみたい。 まあ、自分の性癖からして嫌がる相手を堕とすのは好きだから別にいいけど・・・ 瞳をゆっくり閉じて、休息に入ろうとする綾人を見て門倉はほくそ笑む。 まだ夜もあるし、休ませてやるか・・・ 綾人の縛っていた手を解放し、バサッと薄手の毛布を綾人へかけてやると、門倉は足元に落ちていたバスローブを羽織って、シャワーを浴びに風呂場へと消えた。

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