65 / 309

第65話

「ィアァ・・・、やっ、やっ、やっ・・・ッ・・」 逃げ惑う綾人を捕まえて、全裸に剥くと門倉は体を押さえつけて脅した。 『縄で縛られたい?』 その一言で、綾人の目に絶望の色が広がった。 先週、門倉の部屋で犯された時、手足を縛られた結果紐が皮膚に食い込んで擦れてしまい治るまで相当痛い思いをしたのだ。 その傷もまだ完全には癒えていない。 次期に衣替えにて半袖になる。そんな変な痣は極力残したくはなかった。嫌な噂がたつと困るからだ。 「はぁ・・ふぅ、ふぅァア・・・、ぶ、ぶるぶるするぅ・・・・こ、これなに?ヤダァッ!」 後孔へ挿れたピンク色のたまご型の正体は大人のおもちゃのローターだった。 変なものを入れるなと泣き叫ぶなか、ローションをぶっかけて門倉は無慈悲にもローターを綾人の中へと埋め込んだ。初心者ということもあり、振動のレベルは一番低いものにしていたが、綾人には刺激が強いのか先ほどからビクビク体を跳ねさせている。 そして、少し頭を擡げるまだ全然使い込まれていない中心のものへ手を伸ばし、優しく揉み込んでやり、薄い胸板で荒い呼吸で上下に動くピンクの乳首へ舌を這わせた。 「ひぃんンっ、はぁんぅ・・・イ、イくぅ・・、か、どくらせんぱ・・・・」 三ヶ所も一気に攻められ、絶頂が近いと内太ももをぶるぶる震わせる綾人に門倉は硬くなり蜜を零し始めた手の中のものの根元をキツく握りしめた。 「んんっ、ぅ・・・ッアァッんっ!や、やめ・・やめてっ、イきたいぃ・・・」 根元を握り、焦らされた経験がある綾人はまた以前のように同じことをされるのではと、あせりを見せた。 そんな切羽詰まる表情も可愛いなと門倉は心の中で呟くと、仰向けになっていた綾人の体をくるりと反転させてうつ伏せにする。 「っ、ぁ・・・な、なに?」 頭を下げさせたまま腰を持ち上げ、突き出すようなポーズをとらせた。 恥ずかしい格好を強いられるものの、熱い体に翻弄されている綾人はそれどころではない。 根元を握る手を離して欲しくて門倉の手へ自分の両手を重ね、引き放そうと必死になった。 「はなしてぇ・・・、イくのぉ!イきたいのっ!」 ガリガリ手を引っ掻いてくる綾人に門倉はそれならと後孔へ再び指を二本挿れ、ローターを掻き回した。 「キィゃあっ!!」 びくんっと、背を反らせ悲鳴を上げる綾人にクスクス笑って耳元で告げた。 「ドライ、挑戦した事ないよね?今日はお仕置きも兼ねてドライで苛めてやるから、3回ぐらい女みたいにイッてごらん」 「ド、ライってなに?」 知らない単語に恐怖の目を向ける綾人に今に分かるよと、門倉は腰を抱え直すと、自分の高ぶったものを綾人の蕾へ押し当て、一気に貫いた。 「キぅっ、アァァアーーーッ」 ビクンビクンっと、体が陸に上げられた魚のように跳ねる。 強烈な刺激と圧迫感と激しい突き上げ、そして中のローターのうねりに綾人の声は止まらなかった。 「は、はひぃ、な、なかぁ・・・、ロータ・・とってぇ・・、とってぇぇ・・・、アッアッア、う、動いちゃダメぇえーーー!」 目の前に火花を散らし、涙と涎をシーツへ染み込ませては、門倉の手をギューっと握り締める綾人は気が触れる寸前だ。 「綾ちゃん、そんな大きな声出して、外に聞こえるよ?」 他の者へ聞かせることに勿体無さを感じ始めた門倉が声を抑えるように嗜めると、その事を思い出した綾人は門倉の手から口元へと自分の両手を移行させた。 「ん。いい子」 その姿に気を良くした門倉は、優しく後頭部へキスをすると、強い力で握りしめた綾人のものを絶妙な力加減で優しく上下へ扱き始めた。 「はぁンンッ・・・あっあっあっ・・だめぇ、でるぅ・・・」 目の前が揺れて後ろと前を刺激され綾人は新たな涙に視界を歪めた。 「気持ちいい?」 「いやぁ・・・いやぁぁ・・・・」 「何が嫌?イくのが嫌?」 否定的な言葉を使う綾人に門倉がニヤッと意地悪な顔になり綾人の根元を再び握りしめた。 「きゃうっ!」 びくんっと新たに自分を苦しめる刺激に綾人が身を竦めるも今度は中の前立腺を小刻みに突き上げられる。 「ふ、アァッ・・・やだ!アッ・・・へん・・気持ちくて、変なるぅ・・・ァアアッ・ァ・・・・」 ローターの振動と門倉の突き上げに口を閉ざすのを忘れ去ると、シーツを掻き毟り内ももを震わせて綾人は首を左右へ振って乱れ始めた。 「ぁあんっぅ、し、んじゃぅッ・・・や、やだぁ・・」 ガクガク震える腰を撫で上げ、門倉は甘い泣き声を上げる綾人にいいね〜っと鬼畜に笑った。 「綾ちゃん、やっぱりこっち向こうか」 顔が見たいと門倉は腰を止めて綾人の中へ挿れたままゆっくり綾人の体を反転させて正常位へ変えた。 「せ、せんぱ・・・イ、イきた・・・ぃ・・」 涙に濡れた瞳で卑猥なおねだりをする天使に門倉の笑みが濃くなる。 「どうして、そんなに可愛いの?」 ふーっと、自分を制御するように息を長く吐くものの、濡れる蜂蜜色の瞳が自分の理性をガラガラと音を立てて崩していくのを門倉は感じた。 「・・・本当、お前って怖いね」 自分が綾人へのめり込むのをどんどん実感することに人知れず恐怖を感じ始めた門倉はそれが嫌で仕方がない。その気持ちを悟られまいと、冷たい瞳を綾人へと向けた。 自分ばかりが熱くなって、馬鹿らしい 自分ばかりが好きになってるのかと思うと、綾人を憎らしくも感じた 恋人なんて求めなければ良かった オモチャでいい 所詮二年の間だ もしかしたら、明日には飽きてゴミになってる可能性だってある そう・・・ 飽き性な自分のことだ 直ぐゴミに変わる それまで楽しめばいい この感覚を この感情を この恋人というオモチャで・・・ 「綾ちゃん、壊れるぐらい俺を楽しませてね・・・」 力を加えれば簡単に折れそうなほど細い体を門倉は一層、折れてしまえと思う気持ちで力強く抱きしめた。

ともだちにシェアしよう!