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第66話

「ヒィッアァッ!・・・あひっ、やっ・・ダメッ・・・・苦しいぃ・・イ、イくぅッ」 背中を反らせ、門倉の自分を握り締める手を両手で引き剥がそうも綾人は必死にもがくが門倉は腰を打ち付けて、綾人の根元をキツく握りしめた。 「イくぅ、イくのぉ・・・・はなしてぇ・・」 出したいから手を離せと門倉の手を引っ掻く綾人に門倉は前立腺をガツガツ突き上げる。 「このままイけ」 クッと喉の奥で笑って、なかの前立腺を抉ると綾人は眼球を揺らしてびくんっと体を跳ねさせ初めての空イきを経験した。 「あっ、あぁ・・・」 出す事が叶わなかった事で熱が体内で荒れ狂い綾人はわなわなと唇を震わせ涙を流す。 「いやぁ・・・怖いぃ・・」 「大丈夫。最後は出させてあげるから。後2回、経験してごらん」 吐息で笑う門倉はそう言うと、綾人の中のローターの振動をあげて、再び蹂躙し始めた。 「アァーー・・、こ、怖いっ!中のがっ・・・アッアッアァアーーーッ」 振動のレベルが上がったことに綾人はガクガク体を震わせ、頭を抱えた。 「出したいっ、出したいぃ・・・お願い・・・っ、おねが・・・します・・」 ローターでの振動で空イき2回目を迎えた綾人は半狂乱に叫び、門倉に反抗するのではなく縋り付く事で懇願し始めた。 「先輩っ、先輩っ、お願いぃ・・・」 涙と涎でぐちゃぐちゃの顔を向けて門倉へキスをすると門倉はそのキスを受け入れて可愛いと綾人の足を持ち上げる。 そして、体をくの字に折って綾人の最奥へ自身を使ってローターを食い込ませた。 「ァアアアーーーーッ・・・」 最奥に震えるローターが食い込んで、門倉のものでほんの少し揺さぶられただけで綾人の意識が途切れた。 「こら!まだ、始まったばかりだよ!」 グッとローターを叩き付けた瞬間、強い刺激に意識を取り戻した綾人はブワッと涙を流して、泣き喚いた。 「あっ、はぁんぅッ!し、しぬぅっ・・・、しんじゃ・・・ぅぅ・、やっ、ヤァアァーーーーーッ・・」 自身では制御できない痙攣を起こす、か細い身体に困惑する綾人を門倉は満足そうに見下ろした。 「ここらかの景色、絶品。綾、めちゃくちゃに狂ってみて」 にぃ〜っと悪魔の笑顔を向ける門倉に綾人は我に返って新たな涙を流す。 それを合図に門倉はローターの振動をMAXに切り替えて綾人の壁をガンガン突き上げては揺さぶった。 「はひぃっ、はひっ!・・・イっ、イったぁ・・・アァッ・・ひゃんかいっ、イ、イっらぁ・・ァアアッーーーッ、や、やめれぇ・・やめれぇぇーーーーッ」 3回イッたと喚くが実は3回どころか強烈な刺激に間髪入れず、綾人は二回連続イッてしまい四回も空イきを経験した。 門倉の攻めが止まなくて、5回目の波が押し寄せて綾人はキャアキャア気の狂いそうな悲鳴を上げて髪を振り乱し涙を飛した。 「イ、イぐぅ・・・、ふ、ゔぅアァアアアーーーーッ」 大絶叫を上げて綾人の体が痙攣するなか、門倉が良い子だと根元を握り直していた手を緩めた。 その瞬間、溜めに溜めていた綾人の精液がどばっと溢れ流れる。 「気持ち良さそに噴射してる。ハハ、やらしー天使だ」 クスクス笑って門倉はガクガク震えて涙を流す綾人の足を抱えて、のしかかり無遠慮に再び最奥の壁を捏ねまわした。 「と、止まんな・・・ぁ・・、こわ、怖いっ・・壊れたぁ・・・っ・・あっあっ・、イぐっ・・・、またイくぅぅーーーッ・・・」 「大丈夫・・・、まだ壊れてないよ。つーか、空っぽになるまでイけ」 涙腺が壊れたように泣きじゃくる綾人に対し、門倉は優しい微笑みとは反した台詞を吐き捨てた。 そして、頬を濡らす涙を掌で拭いキスをしようとした時、近くに置いていた門倉の携帯電話が音を立てて鳴った。

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