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第75話

「綾ちゃん、なんか余裕だね?」 スルスルとTシャツと短パンを脱がし、大きな掌を薄い胸元へ這わせる門倉は楽しそうに笑う。 ピンクの乳首を摘み上げては綾人の揺れる瞼を見つめた。 「・・・余裕なんて、ないっ」 呼吸を乱し、顔を赤くして答える天使が可愛い。そっと下着に手を掛けると、恥ずかしそうに身を捩る姿も萌える。 「もう2ヶ月近くなるんだし、慣れてもいいとは思うけどね。綾ちゃんの体は従順になってきてるし」 すでに硬さを帯び始めた綾人のものを握り締めてクスリと笑うと、その未発達な性器を躊躇いもなく口のなかへと咥え込んだ。 「はぁ、ンンッ・・・」 クチュクチュと唾液を絡ませて飴を舐めるように舌を這わせる門倉に綾人は真っ赤な顔で身悶えた。 裏筋を丁寧に舐められ、根元を手で扱かれて先端を吸い上げると、綾人の切羽詰まる泣き声が上がる。 「あっ、い、イくーーーーっ、ひっ、ヒィアァ・・・でちゃ・・・せんぱ・・っ、やだぁ・・・っ」 フェラに不慣れな身体に教え込むよう、愛撫を繰り返すと、絶頂が近くて内太ももをぶるぶる震わせて、背中を反らせた。 「す、吸っちゃだめぇ〜・・・、で、でるぅ・・あっあっ、アァーー〜ッ・・・・」 パンパンに膨れ上がる性器を思い切り吸い上げたとき、綾人は腰を突き出し、顎を反らせて悲鳴をあげると、門倉の口の中で吐精した。 口の中でそれを受け止めると、門倉は細い足を持ち上げ、双丘の狭間にある蕾へ舌を這わせ、同時に綾人の放った液を塗り込めていった。 「アッアッア・・・、舐めないでぇ・・っんァァア・・・」 舌を抜き差しされ、一緒に指を二本挿れられてぐちゃぐちゃ音を奏でては掻き回されることに恥ずかしさでどうにかなりそうだ。 前立腺をカリカリと爪で引っ掻かれる度に体が勝手に跳ねた。 「ぃヤァァぁあっ、だめっ!ほん・・と、変になるぅ・・・、ダメッ、だめなのっ・・・」 慣らされた体は既に後ろの刺激だけで達せれるぐらい開発され、今、達したにも関わらず、綾人のものは再び硬さを取り戻して天を向いていた。 「押し潰されるのと引っ掻かれるのどっちがダメ?」 綾人のダメは気持ちいいと理解した門倉は中を指三本でぐるぐる蹂躙し、前立腺を突き上げた。 「ふぅっ、アァァアーーーッ」 耐えられない衝撃に間髪入れず、ドクドクっと白濁を飛ばし、細い肩を痙攣させる綾人に門倉は容赦なく同じ箇所を弄り倒す。 「ひぃ、ひっ、こ、われるぅ・・・。こ、わいぃ・・・イくっ、またイっちゃ・・・うっ、アァアィアァーーーッ」 腰を浮かせ、逃げはするもののしつこいぐらい何度も何度も弱い部分へ触れてくる門倉に綾人は涙と涎を垂らしては、再び白濁の液を飛ばした。そして、その精液に濡れそぼる綾人のものを門倉は可愛いねと、吐息で笑いながらべろりと舐める。 びくんっと背中をしならせ、涙を散らす綾人の中から指を引き抜くと、門倉はカチャカチャと自分のベルトを外しにかかった。 そして、ズボンと下着をズラして綾人の蕾へ怒張した自身を押し当てる。 キュウキュウ期待するように収縮する蕾へゆっくりと挿入していくと、綾人は濡れる瞳を向けて門倉へと抱きついた。 「あっ、あっ・・・、んんっ・・き、もち・・・はぁ・・・おっきぃ・・んっ・・」 前立腺を避け、綾人の理性が保てるように小刻みに中を揺さぶってやると、綾人はすすり泣きながら懇願してくる。 「あぅ・・・、イってぇ、もう、中に出してぇ・・・」 「ん?もう、しんどい?」 終わりをせびられて聞くと、何度もイカされている綾人にしては体が辛く、切実に終わらせて欲しくて首を何度も縦に振る。 「・・・まぁ、可愛いからいいよ。その代わり、最後は一緒にイこっか?あと、明日は頑張ってね」 綾人の腰を持ち直すと、門倉はやらしい伏線を張って妖しい笑みを浮かべたあと、思い切り腰を打ち付けた。 「キィアァッ!・・・んっ、ィアァーーーー!」 一気に最奥地へと貫かれ、目の前を点滅させると、何度も繰り返し奥を突き上げてくる門倉に綾人は縋るものを求めてシーツを手繰り寄せた。 「はぁ、ぁあうっ、ダメぇ!だめっ、それやだぁァアーーーー、おかしくなるぅっ」 瞳孔を開いて苦しいと喚く綾人の腰を離し、華奢な体を抱きしめると、門倉は最奥の壁にある窪みへ先端を擦り付けた。 「はっ、キィッぁ・・・、ぁあんっぅ、びりびりするぅっ・・・・」 強い刺激に体を跳ねさせ痙攣を起こす綾人に門倉は御構い無しにその箇所を何度も突き上げた。 そうして、泣き喚く綾人を押さえ込み、喉の奥で小さく呻くと綾人の奥で果てる。 同時に綾人のものを軽く扱いてやると、ほぼ同じタイミングで達し、綾人は震える体を寄せるように門倉へと抱きついた。 「綾、可愛い・・・。好きだよ」 自分の腕の中でピクピク打ち震える綾人の頭へそっとキスを降らせると、綾人はそのキスに安心したかのように、瞳を閉じた。

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