「はぁっ、アッアッア・・・、イっ、イくぅ・・・イっちゃうぅ・・・」 うつ伏せに押さえつけられ、腰のみを高く掲げられ、綾人は門倉の太く硬いものでガツガツ奥を突き上げられていた。 枕を抱きしめては、チカチカと目の前に火花を散らしては、閉じることのできない口の端から綾人は涎を垂らしていた。 「綾ちゃん、お膝においで」 肩に手をかけられ、そのまま後ろに引っ張られると、綾人は貫かれたまま抱き締められて門倉の上へと座らされた。 「アッぁ！ふ、深いぃ・・・っ、あっあっ、いやっ、これ、ヤダァーーーッ」 自分の体重がのし掛かり、奥の奥まで突き刺さる門倉のものが奥の壁に当たって苦しいと喘ぐ。 「綾、どこがいい？気持ちいいとこに当ててみて」 ゆさゆさと揺さぶって聞くと、綾人は腕を門倉の首に回して助けを求めるように顔を擦り寄せてむせび泣いた。 「ヒィんっ、あっ・・・いやっ、ゆ、揺らさないでぇ・・・、きもち・・気持ちくて怖いの・・・ッ・・」 ビリビリと脳が痺れて、体がバラバラになりそうな感覚に綾人は必死に怖いと訴えた。 縋り付くように身を寄せてくる綾人が可愛くてしっかりと抱き留め、門倉はキスをしてやる。 「んっふぁ・・・あっ、ん・・」 舌を出してキスに夢中になる綾人が可愛い こんなに可愛くて自分に擦り寄る綾人の心がまだ自分のものではないのかと思うと、胸が締め付けられるように苦しくなった。 これが恋なのだろうか これが、片想い・・・ これが好きって気持ちなのだと思うと、自分の人生の番狂わせが行われる気持ちが悔しかった 独りよがりの片想い こんなに気持ちが乱れるのは正直嫌だ 願わくば、これ以上この天使にハマりたくない だから・・・ 「早く、好きになって」 囁くと同時に抱きしめた体を下へと押さえつけるように突き上げると、華奢な体はガクガクと大きく震えて、悲鳴をあげた。 「あ、当たってるっ！おくぅ・・・アッアッア・・、でるぅっ・・・せんぱっ、イくぅ・・・っ」 目をきつく閉じて、泣き喚く姿に門倉は自分も限界だと、綾人の最奥に自身を擦り付けると中で爆ぜた。 同時に綾人のものからも白濁された液が吹き上がり、腕の中の天使がだらりと脱力する。 余韻から小さく震える体をゆっくり横たえて自身を引き抜くと、門倉は優しく体を抱き寄せた。 「綾ちゃん、好きだよ・・・」 自分でもしつこいぐらいの告白だと思う でも、好きだと言わないと苦しい 想いが体に篭ってしまいそうで、身を焦す錯覚に陥りそうだと思った。 「綾・・・、早く好きになって。好きって言って・・・・」 そうじゃなきゃ、この恋の呪縛からは逃れられないと切実に門倉は乞いた。 そんな男を綾人は薄れる意識の中、手を伸ばして抱きつくと、逞しくも程よい筋肉の付いた鍛えられた胸元へ顔を埋めた。