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第108話
「アッアッア・・・、苦しいぃっ・・門倉せんぱっ」
綾人を自分の部屋へと連れ込み、門倉は連日綾人を抱いていた。
己のなかのタガが確実に外れてしまったらしく、想いを抑えることが出来ずにいた。
昼休みも暇さえあれば、一年の教室まで顔を見に行き、昼ご飯に誘っては二人の時間を持ちたがった。
自分の見えない場所で誰かと会話していると思うと嫌でたまらない
自分の知らない綾人を誰かが知っているのかと思うと気が狂いそうになる
「綾、気持ちいい?ここ?」
「ふっ、アァ・・ンンっ、あっヒぅッ・・・あ、頭がしびれるぅ・・・ッ・・」
うつ伏せに後ろから突き上げられ、最奥の壁をグリグリと抉られ、綾人は目の前をチカチカさせては涙と涎をダラダラと垂らして、体を小刻みに震えさせていた。
「綾ちゃん、イきそう?」
ビクビク跳ねる腰とぶるぶる震えている太ももを見て門倉が笑いながら聞くと、綾人は何度も首を縦に振った。
「昨日も今日も綾ちゃんって、めちゃくちゃ出すよね。まぁ、感じやすいのは良いことだけど、ちょっと出し過ぎだから栓しよっか」
ゆさゆさ揺さぶられながら自身の根元を掴んでくる門倉に綾人は体を竦めて荒い呼吸を何度も吐いてはくたりと体をベッドへ沈めた。
そんな綾人の体から一度自身を引き抜くと、門倉はクルリと、軽い体を仰向けにひっくり返した。そして、ベッド脇にある棚から小さなケースを取り出してくる。
涙で掠れる瞳でぼんやりと門倉の行動を見ていた綾人は今から自分が何をされるのか分かってはいない。
「痛くないように細いものを用意したから怖がらなくていいからね」
フフッと紅茶色の瞳を楽し気に揺らして微笑む門倉に身の危険を感じた綾人は怯える目を向けて体を強張らせる。
小さなケースから取り出されたのは細長い針のようなものだった。
それを何に使うのか不安に見つめていた時、門倉の手が自身に伸びて青ざめる。
「えっ、う、嘘っ!!まさかっ・・・」
この棒の意図に気付いた綾人に門倉はニヤリと嗤ってその棒をべろりと舐めたあと、綾人の先端に唾液を垂らした棒を突き付け、忠告した。
「動いちゃダメだよ。怪我しちゃうから」
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