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第109話
「イヤッ、イヤぁ!イヤァぁァアーーーッ!!」
暴れては必死に抵抗する綾人を押さえつけて門倉は先端に針を突き刺した。
「動くと本当に怪我するぞ」
低い声で制してくる門倉にガタガタ震えて綾人は頭の中を真っ白にする。
「こ、怖いぃ・・・、無理っ!絶対無理っ!!痛いのヤダッ・・」
ボロボロ涙を流して震えては訴えてくる綾人に門倉は可愛いと息を吐きながら、無情にもその棒を中へと埋めていった。
「はぁ、っ・・・イ、痛いっ!出さないからぁ・・・。我慢するっ。だから、そんなの挿れないでぇ・・・」
「駄目。今日はこれ試すって決めてたんだ。・・・最初だけちょっと我慢して」
ゆっくりゆっくり中へと進入してくる異物に綾人はパクパクと口を開け閉めさせて涙が溢れる瞳を揺らした。
綾人が泣き崩れて乱れ狂えばそれだけ門倉は興奮していった。
元々、少しアブノーマルな自分の性癖は今までの女の子達に引かれてはいた。
それでもこの容姿に惹きつけられ、寄ってくる女に困ったこともないので相手に不自由はしてはこなかった。
本命である綾人にどこまで試していいものかと悩んでいたのだが、怯えて泣く姿があまりにも刺激的過ぎて、最近どうしても抑えが利かない自分がいる。
「綾ちゃん、ほら。全部入ったよ」
針を奥まで差し込むと門倉は嬉しそうにそれを上下に動かす。
「アッアッアァッーーー、やっ、ヤダッ!ダメぇ・・・う、動かさないでぇっ!」
ビクビク体を跳ねさせて叫ぶ綾人は髪を振り乱して涙を散らす。
その痴態を前にもっともっと泣き喚けと、門倉の意地の悪い笑みは深く刻まれていった。
ケースと一緒に取り出したピンク色の卵型のローターを綾人の後孔へと押し込むと、門倉はカチリとバイブを入れた。
「はぁっ、アァーーッ・・・」
体をまた一つ跳ねさせた綾人は空を切る手に縋るものを求めるようにシーツを手繰り寄せて握り締めた。
「前と後ろ、苛めてあげるからぶっ飛んでいいよ」
囁くように告げたとき、門倉は後孔へ挿れたバイブの振動をMAXにして前立腺へと押し当てた。
そして、もう一つ。
「実はこれ、前もバイブ機能付きなんだ」
ニヤリと嗤うと、綾人のものへ突き刺した棒のバイブも起動させた。
「ギィッ、ィアァーーーッ・・・、ヒィぅ、し、しぬぅーーーーっ・・き、気が狂ぅ・・ァアーーーッ」
頭を抱えて、絶叫してはベッドの上をのたうつ綾人に門倉は酔いしれた。
刺激が強過ぎて意識を失うことも許されない拷問めいた快楽に綾人は何が何だか分からなくなっていた。
身体全身に電気が走っては脳が痺れて呼吸が止まる。
永遠イき続ける感覚に体は悲鳴を上げた。
このまま死ぬのではと目の前がグラグラ揺れて、気が触れそうだ。
「綾ちゃん、息して。ほら・・・」
人口呼吸でもするようにキスと同時に酸素を吹き込んでやると、綾人の身体は痙攣しながらも息を吹き返した。
「ゆ、ゆるひてぇ・・・、もう、アァア・・・ッ、ゆる・・ひてくらさ・・・ッ」
バイブを止めてくれと、自分へしがみ付いては泣き続ける綾人に門倉は初心者には厳しいのかもと、前と後ろのバイブを揺すって試してみた。
「アヒィッ、ヒィっぐっ・・・、う、ごかさないでぇ・・、なんでもするからぁァアーーーッ、やめてっ、もう、やめてぇ・・・」
門倉の手を抑え込むように自分の手を重ねて綾人は懇願した。
可愛い天使
俺のものだ
俺だけが知ってるやらしい綾人
凄まじ征服感と高揚感に満たされた門倉はゆっくりと前と後ろのバイブを抜き取ってやった。
「ぁうっ・・・ッん、アァ・・・」
前の棒も抜き取られた瞬間、ドプドプと堰を切ったように綾人のものから甘い蜜が噴き上がり、溢れかえる。
疲れ切ったのか、綾人は全身の力を抜いて意識を失う直前に陥った。
「綾ちゃん、俺がまだ終わってないよ」
寂しいなと、綾人の体を抱きしめると門倉は白くしなやかな足を抱え上げた。
「ま、待って・・・ッ、僕・・・・」
これ以上は身体が辛いと涙を浮かべる綾人に門倉は御構い無しに綾人の体へ自分の体を重ねる。
「ぶっ飛んでいいって、言ったでしょ?」
クスリと、笑う門倉は疼いて仕方がなかった自身を綾人の後孔へとそのまま突き刺した。
「ッああーーーッ・・・・」
顎を反らせ、浮かべていた涙を散らして再び自身から白濁と液を飛び散らせる綾人に門倉は細腰を掴んで無我夢中で腰を打ち付ける。
「ふぁ・・・ぁうっ、イぐぅっ・・・ッ、あっ、また・・・またイちゃっ・・・ァアアーーーーーッ」
意識が本当に吹き飛ぶと門倉の背中へ爪を立てて掻き毟り、綾人は気が狂ったかのように永遠叫び声を上げた。
そんな綾人を愛しむように身体中へキスの痕を残しては門倉は今宵も思う存分、天使の身体を貪った。
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