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第125話

夕食時、ソファでうたた寝をしていた宏樹が目を覚ました。 綾人は無心でジッと物置のように部屋の隅から動かずにいた。 「もう、7時か・・・。なんか、飯作れよ」 宏樹が言うと、綾人は少し困った顔を上げて小さな声で答える。 「僕、カレーライスぐらいしか作れないけど・・・」 「カレーでいいから。早く作れよ」 キツい口調で言われ、綾人は急いで立ち上がろうとするも、足が痺れてなかなか立ち上がれない。 「っ・・・」 あの独特の痛みに顔を歪ませると、宏樹がそれに気付いてニヤニヤ笑いながら近付いてきた。 「な、何?」 身を竦めて従兄弟を見上げた。 すると、宏樹は綾人との距離を詰めて地べたに座ると痺れる足へ手を伸ばした。 「あっ!!ヤッ、ヤめてっ!!!」 細く白い足をスルスルっと撫で上げると綾人は涙を浮かべてビクビク体を震わせる。 それが、とても扇情的で宏樹の目を釘付けにした。 「・・・足、ほそっ」 ボソリと呟くと、その足を今度は揉むように刺激を加えた。 「はぁ・・・ぅうっ・・、い、痛ぃっ・・」 体を縮めて足を引いては宏樹の手を引き剥がそうとする綾人に熱のこもった息を吐いた。 「お前、エロくなったな?男子校だし、襲われた?」 視線を上げて顔を覗くように見てくる宏樹に綾人がびくんっと、体を跳ねさせた。 それを見た宏樹が眉間に縦皺を作って拳を振り上げる。 「ィヤァッ!!・・いたっ、止めてっ!!!」 頭や頬をガツガツと殴ってくる宏樹に身を丸くして止めるよう頼むが、従兄弟の暴力は止まなかった。 「てめぇ、何勝手に処女奪われてんだよ!?クソッ!!」 吐き捨てるように言うと、殴る手を止めた宏樹は立ち上がり、自分の携帯電話を持って自室へと帰って行った。 ホッとしたのも束の間、戻ってきて宏樹の手にはビデオカメラとローションが持たれていて綾人は青ざめた。 「じっくり慣らしてやろうと思ったけど、もう処女じゃねーならいいよな?今、友達呼んだからお前が男好きっつー証拠の淫乱AV動画撮ってやるよ」 ククッと、自分を見下ろしながら嗤う従兄弟を前に綾人は目の前を真っ暗にさせた。

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