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第136話
「アッアッ、やっ・・・ぼく、ヤダァ・・・ッ」
首にしがみ付き、石鹸の泡であちこち隈なく洗われた綾人は、今は門倉の長い指を三本、後孔に咥え込んでいた。
一つ一つ今日、男達に何をされたのかをじっくりゆっくり尋問された綾人はいつの間にか門倉の話術と器用な手技で体が蕩けきっていった。
あと少しで達しそうな体が痛々しいほど震えるなか、それを必死に耐えるように門倉の肩に額を押し当て、辛そうに涙を流す綾人にどこか疑念を抱いた。
「何が嫌?綾ちゃん、どうしたの?」
感じてはいるようだが、いつものように素直にそれを表現しない綾人を怪訝に伺うと、苦しそうに息を吐いて涙を流し、訴えてくる。
「ど、どうしよ・・・っ、ぼくって淫乱?男好きになっちゃったの?」
「え?」
「だって、こんなにきもちいいとか・・・ッ・・」
従兄弟に言われたことをずっと気にかけている綾人はそんなの嫌だと涙を流して門倉に抱き着く。
「綾・・・。違うよ。俺とだから気持ちいいんだろ?」
不安に涙を流す綾人の額に自分の額を当てて、門倉が優しく笑った。
「俺もこんなに気持ちよくなるのは綾が初めて。ね?コレって好きってことだよね?」
幸せだと微笑む門倉に綾人はその言葉に胸を高鳴らせた。
・・・・好き?
好きだから、こんなに気持ちよくてドキドキするの?
見惚れんばかりの王子に視線を奪われる綾人は我に変えると、バッと門倉から体を退いた。
「うっわぁ!」
その反動で門倉の膝から滑り落ち、ぺたんッと尻餅をつくと混乱する頭と熱を感じる体に顔を俯けて壁へと後退った。
「綾?」
名前を呼ばれると、胸が痛い
「おいで」
手を差し伸ばされると、心臓が嬉しさに跳ねた
それを拒みたくてブンブン首を横へ振って逃げようとしたら、痺れを切らせた門倉が地に膝をつけて詰め寄ってきた。
狭い風呂場で逃げ場がなく、身を翻して立ち上がろうとしたらバンッと自分を両腕で挟んで壁を叩かれる。
「キャッ!!」
ビックリして女の子ような悲鳴を上げてしまい赤面したら、熱い吐息と共に体を壁に押し付けるように密着してきた。
「好きだよ・・・。綾、抱きたい・・」
耳元で色っぽい声が掠れる。
ゾクッとして、身を竦めたら太ももに硬いものが擦り付けられて火照る顔が更に赤さを増した。
「いい?」
壁に張り付けるように両手を固定され、足を器用に開かされた。
双丘の間に熱を感じて、小さく頷くとそれを確認した門倉のものがゆっくりと中へと進んできた。
「ッンァぁーーッ・・・はっ、ぁあんっぅ・・・・」
熱い鉄杭が解された蕾を散らす。
強烈な重量感に逃げたいのに壁に挟まれて身動きが取れなかった。
それどころか、門倉が腰を進めると同時に自然と足は開いていき、受け入れるような形を取らされた。
「綾のなか、すげぇ気持ちいい・・・」
熱い吐息が首を掠めて、ぞくぞくと体が震える。綾人は顔を上げて、頭の芯まで痺れさせると強烈な快感に下を突き出し、涙を流した。
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