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第163話

「ひっ、ひっ、ヒィャアぁーーーーーッ」 両腕を縄で一纏めに縛られ、ベッドヘッドに繋がれた綾人は両足を折り曲げた状態で革のベルトで締め上げられていた。大きく足を開かされ、ローションで鳴らされた後孔にスーパーボールぐらいの連なる銀の玉を10個ほど詰められて、それらが体の中で蛇のようにうねり、止むことのない悲鳴を上げていた。 意識を飛ばしたくても飛ばせないぐらいの強い刺激に唯一、自由となる頭を狂ったかのように振り乱しては涙を散らせる。 「ひぃっンっ、く、くるし・・・はぁっ・・・ぅう・・、怖いっ・・・こわいぃ・・」 お腹の中をパンパンにする程オモチャを詰め込まれた綾人は苦しさに泣き喘ぐ。 「苦しいだけじゃないだろ?」 綾人のそそり勃つものを見つめてそっと撫で上げると綾人はびくんっと、身体を痙攣させるように震えさせた。 「ふぅ、あぁーーー・・・取ってぇ・・もうっ、・・・た、たすけてぇ・・・・も、ぅやだぁ・・・」 濡れる瞳を門倉へ向ける綾人は必死に懇願する。 その理由は、自身の根元を銀色の輪っかで戒められていて、先程から出す事を禁じるオモチャを装着させられているのだ。これを取って欲しいと何度も涙ながらに訴えるものの、門倉は楽しそうに微笑むだけで許してはくれなかった。 「綾ちゃん、こんなんで根を上げてたら駄目じゃん。お仕置きは始まったばかりだよ?」 クスクス声を上げて笑う門倉は中の銀の数珠がうねる速度をリモコンで速めた。 「キィアァァアーーーーー!ひ、ひ、やらぁ・・、らめぇ、らめぇぇ・・・アァ・・気、狂うぅ・・・・はぁうっアァーーー」 一気にオモチャのレベルを上げてきた門倉に綾人は身体を痙攣させて、目の前に火花を散らした。 その様子を満足そうに見つめると、手の中のリモコンをカチカチと操作してMAXの速度へと切り替える。 「あうっ、ムリッ!アッアッアァアーーーッ、イッちゃうぅ!イッちゃうよぉ・・・っ、せんぱ・・・、ゆる、してぇ・・・・あっ、あっ、しぬぅ・・・・こ、怖いぃ・・」 綾人のだらしなく閉まることが出来ない口からは喘ぎ声と一緒に飲み込む暇がない唾液がダラダラと垂れてきた。 涙を散らして助けを求めてくる卑猥な天使に門倉は楽しくて仕方がない。 もっといたぶりたかったが、綾人の瞳が本気で恐怖を訴えて始めていることから、ここまでかなと中の玉のスイッチの振動を切ってやった。 小刻みに身体を震わせて、ハーハー浅い呼吸を繰り返しては涙を流す綾人に門倉が優しく言い聞かせた。 「これからは嘘ついたりしちゃ駄目だよ?」 その言葉に小さく頷く綾人に気を良くして、更に追加する。 「西條と仲良くするのはいいけど、二人での外出は駄目。分かるよね?」 「・・・でも、ざくろは友達だよ」 虚ろな瞳でそれは約束できないと、まさか言い返してくる綾人に門倉は驚いた。 反論する気力が残っていたのかと、スッと目を細めて口元を楽しげに弧にする。 「綾、生意気だよ」

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