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第217話

「ちょ、嘘っ!やめろってばぁ!!」 門倉を蹴り上げようとしたとき、空いてる方の手でその足を持ち上げられ、全てを晒すような格好に綾人は羞恥に全身を赤く染めた。 「大胆だね」 ピューっと口笛を吹いて体を隅々まで見下ろしてくる門倉に奥歯を噛み締める。 蜂蜜色の瞳で軽蔑するように睨み付けると、門倉はそんな表情もいいなと呟きながら綾人のものへ触れた。 「ひっ!」 体を竦め、怯えた様子を見せる綾人に門倉は足を下ろして優しく抱き寄せた。 「怖くないよ。俺に集中して。大切に触るから」 額へ口付けながら甘く囁く門倉は綾人の薄い胸板を撫でながら、腰、太ももと手を滑らせた。 少し縮こまった綾人のものを握りしめ、数回扱くとビクビク体を跳ねさせて身を硬くする。 「素直に感じて。気持ちいい事しかしないから」 耳を甘噛みされ、綾人は睫毛を震わせて熱い吐息を漏らす。 必死に声を我慢しては唇を噛み締める姿がいじらしい反面、啼かせたい衝動に駆られた。 「綾、口でされるの好きでしょ?・・・してあげる」 妖艶に微笑まれ、何を言われているのか分からなかったが、門倉が舌舐めずりする姿があまりにも卑猥で綾人は見てられないとキツく目を瞑った。 押さえつけられていた腕を解放され、ホッと瞳を開けたとき、信じられない光景が目の前に広がり、恥ずかしさに視界が歪む。 門倉が自分の足と足の間に顔を埋めて、綾人ののものを口に咥えたのだ。 「ァア・・・、やぁっ!ヤダァーー!!」 信じられないと、門倉の頭を退けようと髪を掴んで引っ張るが抵抗すればするほど、深く咥え込んで舌を絡ませられて悲鳴をあげた。 「ヒィゃあっ・・・、ふぅ・・だめっ、アッアッ・・・ァアアーーーーッ」 先端に舌を食い込まされ、ぐりぐり抉られて先走りが溢れたのを門倉が思い切り吸い上げた。 内腿を震わせて、腰を突き出し綾人は門倉の口の中で呆気なく達する。 「・・・ちょっと、いくらなんでも早過ぎない?」 口を離して、苦笑混じりのクレームに両手で顔を覆って恥ずかしさに震えながら綾人は荒い呼吸を繰り返していた。 今の綾人には確かに初体験な訳で、強烈な刺激に混乱しているようだ。 そう思うと、二度目の綾人のバージン喪失に関わるのかと門倉の中で喜びが擡げてきた。 「綾、いい子だからもう少し足広げてね」 門倉は綾人のものをもう一度口の中へと咥える。 「ヒィんっ!あっあっ・・、だめぇ・・・」 ビクビク腰を跳ねさせ、イッたばかりのものに刺激を与えられ、苦しいと蜂蜜色の瞳が懇願した。 しかし、慣らされた体はいとも簡単に熱を帯びて再び硬くそそり勃ち、先走りを垂れ流し始めた。 「気持ちいいなら教えてね。そうじゃないと分からず、酷いことしちゃったら困るでしょ?」 裏スジをべろりと舐めながら言われ、「酷いこと」と言うフレーズに綾人が怯える。 「ふっ・・・んぁ、きもち・・」 「え?」 「な、めるの気持ちいぃ〜・・・」 真っ赤な顔を両腕で隠しながら、酷いことはしないでと呟く綾人に門倉の理性がガラガラ崩れる音を奏でた。 「・・・ん。任せて」 根元から先端にかけて何度も何度も丁寧に舐め上げ、門倉は綾人の双丘の狭間にある蕾へ舌を滑らせた。 ビクッと体を飛び上がらせて不安な目を向けると、門倉は蕾へ舌をねじ込んで中を蹂躙しては一襞ずつ丹念に舐めほぐしていった。 「い、イヤァ!それはやだっ!!気持ちよくないっ!」 「大丈夫。これから堪んないぐらい気持ちよくするから」 舌と一緒に指を二本挿入すると、痛みもなければ、蕾は抵抗を示さず、その指を受け入れて慣らされている自身の体に綾人はショックを受けた。 「綾ちゃん、気持ち良かったら言うんだよ?」 顔を上げた門倉がニヤリと笑って綾人の中の前立腺へ触れた。 「キャアッ!」 ビリリッと頭の天辺から足の爪先まで電流が駆け抜けるような快感に綾人は悲鳴をあげた。 「どう?ここ?」 ぐいぐい前立腺を押しては指の腹で撫でてくる門倉に綾人は頭を抱えて体を震えさせる。 「あっぅ、き、もちいいっ・・・はあ、はあァア・・、気持ちいいっ!もっとぉ・・もっと押してっ」 腰をくねらせて素直な反応と言葉を連ねる綾人に門倉は驚いた。 前の綾人でもここまで素直に乱れることはなく、憎まれ口を叩いていたものだ。 嫌悪感もだが、快楽なども今の綾人はどうやら素直に反応を示すらしい。そんな綾人が可愛いと思えた。 ただ押していた指を今度は抉るように力を込めて刺激を加え、更に二本の指で激しく突き上げた。すると、綾人は壊れたように泣き喘ぎだす。 「あっヒィッ、ひい・・・それ、こわっ・・・イ、イくぅ・・・、もっと、もっと突いて・・・イきたいっ!」 瞳を揺らして腰を必死に揺する綾人に門倉は意地悪に笑って指を一気に引き抜いた。

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