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第219話

あれから一週間。あの綾人を抱いた次の日から綾人は門倉が誘えば特に嫌がることもなく、体を開いた。 むしろ、自分から誘ってくるほどでどうやらこの行為の快感にハマった様子だ。 「んっ、んうっ・・・、そこ、グリグリしてぇ・・」 門倉の上へ跨り、腰を揺すって動いて欲しいと強請る綾人に門倉は下から思い切り突き上げてやる。 「ァアぁッ!!アッアッア・・・、待ってっ!ゆ、ゆっくりぃ〜っ。・・・ひぃん、ァあんっ・・優一っ、イくぅ・・・」 門倉の腹に手を置いて涙を浮かべて、体を痙攣させて震える綾人に門倉は気持ちがいいと中で一度、達する。 同時に綾人のものも扱いやると、白濁の液を飛び散らせる。そのまま上体を倒して、呼吸が苦しいと門倉の胸元に、へちょっと脱力して顔を埋めてきた。 「綾ちゃん、エッチ好き?」 よしよしと頭を撫でて聞くと、綾人は上目遣いで門倉を見上げて頷いた。 性に目覚めた天使は抱きついてきては、もう一回と体を擦り寄せてきた。 以前の綾人からは想像付かない積極さに目眩が起こる。 しかし、よく考えると自分もセックスにハマったのは中二当たりだ。 手当たり次第、女を抱いて愉しんできた。高校へ入る時には少し飽き始めてきていたぐらいハマってしまったのを思い出す。なので、男なら当たり前かと綾人へキスをしながらゆっくりとベッドへ組み敷いた。 綾人を抱くまでは週一、実家への用事で外出した時に連絡を寄越してきた女で性処理をしていた。 綾人を抱くようになってからは他所で遊ぶのが鬱陶しくて堪らなくなった。 そこまで性欲も強くなかったので、週末綾人を抱ければ十分だったが、恋を自覚した途端その週末が待ち遠しくて堪らなかった。 なので、こうして毎日側にいて誘ってまで来てくる綾人に門倉は密かに感涙している。 「綾ちゃん、学校はどう?嫌なことない?」 ピンっと立ち上がるピンク色の乳首を口で啄ばみながら門倉が聞く。 「っんはぁ・・、ざくろが・・・いるから平気。それより・・・」 焦れったいと、潤む目を向けてくる綾人に門倉は、はいはいと乳首を甘噛みして、もう片方を掌でこね回してやった。 「アッん・・・、吸ってぇ・・」 気持ちいいと、体を震わせて胸を押し付けてくる綾人にいい子だと門倉は乳首を思い切り吸い上げて、更にもう片方は捻り潰すように抓りあげた。 「イッ!痛いっ・・・、はふっ、痛いのやぁっ、アッァァーーーッ」 文句を言ってくる綾人を黙らせるように、門倉は繋がったままの腰を打ち付けた。 中で硬さを取り戻したもので壁を突き上げると、綾人は身をくねらせて再び善がり始める。 「奥と手前、どっち突いて欲しい?」 ゆさゆさと壁を小突くように腰を振ると、綾人は顎を反らせ、涙と涎を垂らしながら門倉の背中に爪を立てる。 「はぁうっ、あっあっ・・・、どっちも気持ちいいっ・・、アッアッ・・・くるぅ・・イ、イくっ!優一・・・イくぅ〜」 足の爪先が白くなるぐらい強くシーツへ押さえつける綾人の力を抜くべく、門倉はヒョイッと両足を抱えた。 更にそのまま容赦無く鉄杭を奥の壁に打ち付ける。 「ヒィァアぁーーーッ、はひっ、ひぃひぃ・・ふ、ふかいっ・・・アッアッぁぁあーーーーっ!!!」 ドピュっと綾人のものから白濁の液が飛ぶものの、門倉はまだまだと綾人がもっとも感じる壁の窪みへ先端を食い込ませて抉るようにキツく強く押し付けた。たまに体を揺さぶって掘るように刺激を繰り返すと、瞳孔を開いて嫌だと泣き叫びだした。

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