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第220話

「そ、それイヤァぁー!怖っ・・、怖いっ・・イってるぅ、止まんな・・・ぁゔっ、はぁ・・・ゆ・・いちっ、優一!助けてぇ・・」 大き過ぎる快感に怯え始める綾人は体を痙攣させて飛び跳ねさせる。 言うことをきかない自分の体が怖いと叫んでは助けを求め、門倉の背中をバリバリと引っ掻いた。 「綾ちゃん、痛い。痛い・・・」 爪痕を沢山つけられ、門倉はその腕を押さえつけると罰とでも言うように、腰を一度引いて、窪み目掛けてドンドンッと、衝撃を与えた。 「ギャァッ、はふっ・・・はぁ、うぁ・・らめっ、らめぇッ・・・」 辛いと意識を飛ばしそうに目を虚ろにさせる綾人に門倉は震える体を抱きしめてキスをした。 「ん。ごめん、ごめん。大丈夫?」 ぶるぶる震える体は門倉にしがみ付いて離れない。荒い呼吸を繰り返し、もう止めたいと涙を胸元へ擦り付けてくる姿が少し幼くて愛しかった。 「あと、もう少しで俺もイくから付き合ってね」 「も・・・むりぃ、腰が抜けたぁ〜」 「大丈夫、大丈夫。話でもしながら気、散らしなよ。んで、西條からも聞いてるけど、クラスで浮いてるって?」 飄々とした声で世間話を繰り広げ、奥の壁ではなく、今度は身を引いて前立腺を突く門倉に綾人はシーツを手繰り寄せて悲鳴をあげた。 「ぃやぁあァアーーーッ、イ、イぐぅ・・・、でるぅうっ!!」 ガンガン腰を振って攻めてくる門倉に首を左右へ振って止めてと泣き喚く。 「あんまりクラスで我儘言っちゃダメだよ?」 お仕置きと、前立腺を小刻みに突くと綾人はガクガク震えて逃げようと上へとずり上がっていった。 「はぁ・・やめてぇ、それやめてぇえーーーッ」 「逃げないの!ってか、分かった?俺にだけ我儘言うんだよ?」 腰を掴んで引き戻し、ぐちゃっぐちゃっと音を鳴らしてぐるぐる中を掻き回す門倉に綾人は頭を抱えて何度も壊れた人形のように頷いた。 「約束だよ。じゃあ、そろそろ俺もイくから綾もブッ飛んでいいからね」 フッと笑うと、門倉は綾人の腰を固定させて、前立腺目掛け抽送を徐々に早めていった。 パンパンパンっと肉と肉が当たる激しい音にやらしい水音が加わる。 「ァッァア・・・、イってぇ・・早くぅ!もう、からだ持たないっ!・・・ぁあんっ・・・」 ベッドの上をのたうち回る綾人を深く貫くと、門倉は腰を一度震わせて達した。 一際甲高い声を上げた綾人はその熱を感じると、プツリと張り詰めた線が切れたかのように意識を失った。

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