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番外編・第3話

「ンッ・・ぁ、き、今日しないんじゃないの?」 自分のものを握りしめ、門倉へ見せるようにゆるゆる扱きあげる綾人のものは少し反応してはいるものの、緊張感と羞恥心でそれ程の勢いはみせなかった。 「うん。デートするから最後まではしない。けど・・・」 舐め回すように見つめていた綾人の視線を不安気に揺れる蜂蜜色の瞳を捕らえた。 「ちょっとムカついたから苛めることにする」 クッと意地悪く口角を上げた門倉は組んでいた足と腕を解いて綾人へ身を近付けた。 地に膝をついて綾人の足を担ぐように持ち上げると、大きく開かせる。 腰を突き出すように手繰り寄せると、門倉は躊躇うことなく綾人のものへ舌を這わせ、口の中へと咥え込んだ。 「っんぁ・・・、ァア・・はぁうっ、だ、だめっ・・・」 飴をしゃぶるようにクチュクチュと音を立てて舐め回され、溢れる先走りを吸い上げられた綾人の腰がびくびく揺れる。 「ぁあんっぅ・・・そんなにしたら、出ちゃうっ・・」 やめてと目の前にある柔らかなサラリとした紅茶色の髪を引っ張ると、より一層深く咥えられて綾人は前のめりに体を倒した。 自然と門倉の頭を抱くような姿勢に変わり、体をより乗り出す門倉は更に綾人の快感を煽っていった。 「あっ、アッ・・・い、イっちゃうっ・・」 絶頂が近いと甲高い声で訴えると、パンパンに張り詰めたものから顔を離し、すぐ下にある2つの玉をパクリと口の中へ含んだ。 「ひぃんっ・・・あっはぁ・・んっ、ンッ・・」 グイグイ引っ張るように吸ってくる門倉にビリビリ走る電気のような快感に体か跳上がる。 「可愛い。気持ちいの?」 パッと顔を上げ、熱に浮かされ涎を垂らす天使に聞くと、震える声が返ってきた。 「はぁ・・・ぅ、き、もちぃ・・、きもちいいっ・・・」 寸止め状態を食らう綾人は快楽に呑まれ始めていて、それを察した門倉は楽し気に笑って先走りと唾液にて濡れそぼる後孔へ指を挿入した。 「ッンン・・っ、ぁあんっぅ・・・」 浅い位置にある前立腺をゆるりと撫でると腰を痙攣させる綾人に笑みが深くなる。 「可愛い・・・。ここ、撫でるとキュウキュウ締まるの分かる?」 「ァアんッ・・・、はぁあぅぅ・・や、やだっ、もう無理っ!」 焦れる愛撫に身を捩り、逃げ出そうとする綾人を門倉は掴んでいた足をグッと持ち上げた。 「キャアッ!」 テーブルの上へ倒れるように押し倒され、綾人は驚きに悲鳴を上げたが、次は容赦ない門倉の愛撫により絶叫を上げさせられた。 「ィアァーーーッ、ァッあっ、アァーーーッ!」 抉るように前立腺を二本の指で揉み込まれ、最後は引っ掻くように刺激を繰り返されて、目の前がスパークする。 チカチカする視界の中に優美な笑みを浮かべた門倉の姿を捕らえ、縋るように綾人は手を伸ばした。

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