278 / 309

番外編・第4話

「あっあっ・・・、もう、ゆるしてぇ・・挿れてっ・・・」 びくんびくんっと、自分の意思とは関係なく跳ねる体が怖く、この行為をやめて欲しい思いと熱が篭る体を解放して欲しくて綾人は門倉に懇願した。 「かどく・・・せんぱぁ・・、はやくぅ・・っ・・・」 顔を上げ、何度も繰り返し甘えるようなキスをしてくる綾人が可愛すぎて頭に血が上る。 明日は出掛けず、抱き潰して外出は来週にしようと考えを巡らせる門倉は子猫のようにペロペロ舌を出して誘うキスを仕掛けてくる綾人を抱き上げ、ベッドに移動した。 「はぁー・・・、すげぇ、可愛い・・・。悪いけど、今日は綾には泣いてもらうから」 自制を利かせられないと、綾人を組み敷くと門倉はベッドヘッドから男型のオモチャと丸いビーズが幾つも連なるバイブを取り出した。 「そ、それやだっ!!」 オモチャを見た途端、一気に顔を青ざめさせ怯える様子を見せる綾人に門倉が足を大きく持ち上げる。 「大丈夫。ちゃんと、気持ちよくしてあげるから」 やる気満々の笑みにて一緒に取り出したローションを蕾へかけられると、銀の玉が連なるビーズを持ち出した。 一粒、二粒と慣れた手つきで体内へ押し込んでくる門倉に綾人は苦しいと顎を反らせて涙を散らす。 「あっ、はぁ・・・、いやっ、イヤァァア・・・、もう無理っ、入んないっ」 「いつも全部入るんだから、入るってば」 容赦ない言葉と共にガンガン押し入ってくる玉は全部で十粒。全てを入れられ、ガクガク体を震えさせる綾人は浅い呼吸を繰り返し、近くにあった枕にしがみ付いていた。 「うん。いいね。綾はすぐに出そうとするから蓋だけしようね」 パンパンに張るお腹を撫でながらそう言うと、門倉は男型のバイブを手にとって、後孔へとゆっくり挿入した。 「あっあっあっ!む、無理っ!!入んないっ!!イヤァァアーーーッ」 ビーズが奥へ奥へと進んで、更に腹を圧迫する新たなものが体内を犯す感覚に綾人が悲鳴を上げた。 「半分しか入らないな」 ゆるゆる抜き差ししながら、これが限界かと残念そうな門倉は仕方ないと溜息を吐くと、無造作にカチカチとビーズと男型のオモチャのバイブスイッチを入れた。 「ギッ、ァァアぁーーーッ、はうっ、アッアッ・・・あぅ・・、アァーーーッ」 奥の壁にギッチリ密着した玉がぶるぶる震えて容赦ない刺激が与えられ、どれだけいきんでも更に出すことを許さない男型のバイブが中を掻き回すように動いては前立腺を抉り続けた。 「し、しぬっ!狂うっ・・・はぁ、アッアッ・・・やめれっ・・たすけっ・・」 枕に頭を擦り付け、狂ったようにベッドの上をのたうつ綾人が可愛いと門倉は胸を膨らませた。 「綾ちゃん、気持ちいい?どうされるのが好き?」 男型のオモチャをガツガツ抜き差しさせ、乳首を捻ると、綾人のものからは止まることなく射精が繰り返し行われた。 もう、壊れた蛇口のようにピュッピュッ飛び散る白濁が面白くて仕方ないと門倉はより激しく中を刺激する。 「あっあぁぁーーーっ、き、きもひいっ・・お尻、きもひいよぉ・・・、んっアァーーーッ・・」 脳がグラグラして視界が横転し、もう何が何だか分からない綾人は所々で意識を失っては強烈な快感にて直ぐに覚醒した。そしてそのまま引き続き、快楽地獄に身を投げ打たされる。 「あっ、アァあーーーッ、お、奥がっ・・・、壊れりゅ・・・っ、変っ、はぁ、アァーーーッ、アァーーーッ」 もう悲鳴をあげる事以外、ままならない綾人のものからは潮も吹き上がっていた。 そろそろいいかと、突き上げていた男型のオモチャを抜き取り、更に門倉はこれが見ものだと荒れ狂う綾人の中のビーズを一気に引き抜いた。 「ふっ、あぁぁーーーっ、はふっ、あぁウゥ・・・っ、アッ、あっくぅ・・・」 体を一際大きく飛び跳ねさせたあと、四肢を突っ張らせて硬直し、ガタガタ震える綾人の華奢な体が痙攣を起こす。 瞳孔は開いて、止まる事のない涙と拭う事が叶わない唾液が唇の端から溢れて、朦朧とするその表情が堪らなく自分を支配すると門倉は愛おし気に綾人を抱き締めた。 「可愛い綾人。ほんと、可愛い。ヤバイぐらい、好き。・・・ねぇ、やめて欲しい?それとも、もっとしていい?」 耳元で囁くと同時に門倉は自分のズボンと下着をずり下げ、己の滾る鉄杭の先端のみをぐちぐちと音を立てて抜き挿しした。 「あっうっ・・・、あっ・・・」 言葉をもう紡げない綾人はいやいやと力なく首を横へ振るも、門倉はニヤリと笑って自分のいいように解釈を下した。 「そう・・・、やめたら嫌なんだね。いい子だ」 ククっと喉の奥で笑う門倉はそう吐き捨てると、一気に自身を捻じ込んで絶叫をあげる綾人で満足するまで腰を振り、朝方まで天使を翻弄し続けた。

ともだちにシェアしよう!