「ンッ、ぁ・・・はぁ・・・」 体を舐めまわし、舌に生クリームを絡みつけると門倉は雛鳥へ餌をやるように綾人の唇へとケーキを運んでいった。 快感と甘い味覚にもう何が何だか分からなくて綾人はいやいやと首を横へ振る。 「美味しね。俺もこれなら食べられそう・・・」 甘いのが嫌いな門倉はそう言うと、嬉々として綾人の乳首へ付いた生クリームをカプッと頬張る。その時、乳首もろとも甘噛みしては吸い上げた。 「ひぃ、ンッ・・・、アッぁ・・」 ビクビクっと体を震わせ、甘い啼き声を上げて門倉の頭を抱き締めると、綾人の足が自然と開いていった。 「や、優しくしてぇ・・・」 焦らしたり嬲ったりするのではなく、甘く優しく抱いて欲しいと顔を赤くする天使が懇願してきた。 その姿に理性が飛ぶのではないかと思うほどの衝撃が門倉を襲う。 「あ、綾ちゃん・・・」 勘弁してくれ・・・・ もう気がおかしくなりそうだと、自身の張り詰める下半身を綾人の太ももへ擦りつけると、門倉はカチャカチャ音を立ててベルトを外しにかかった。 「ま、待って！お風呂入りたい！！あと、ここじゃヤダっ・・・」 今いる場所が玄関な事に気付いた綾人が門倉を制するが、煽られた門倉は血が上っていてそれどころではない。 綾人の足から着衣を完全に奪い取ると、生クリームを蕾へ塗りつけ二本指を入れて掻き混ぜる。 「ィヤァ・・・、アッアッ・・」 いつもの門倉らしからぬ乱暴さに驚いて、不安な瞳を向けると、荒い呼吸を吐いて熱に浮かされた紅茶色の瞳が自分を映した。 「足大きく開いて俺を受け止めて。思いっきり抱きたい・・・」 我慢が出来ないと熱く滾る先端を蕾へグリグリ押し付けながら、乳首へ再び舌を這わせて甘噛みしたり吸ったり繰り返す門倉に綾人はキツく目を閉じて言われるまま足を大きく開いた。 顔を上げた門倉が耳元でいい子だと囁やいた次の瞬間、あまり慣らされることも無かった後孔へ鉄杭が突き刺される。 「ンッ、ァアアーーーッ！・・・ハっ、うぅっん・・ンッ、アッアッアッ・・」 全身を駆け抜ける電流のような快感に綾人の体が痙攣を起こす。 だが、そんな事を気にかける訳もなく門倉は生クリームの滑りを利用して狭く窄まる綾人の蕾を揺さぶりながら腰を推し進めた。 開いた足が門倉の動きを止めるように閉ざされたが、邪魔だと直ぐに逞しい腕によってその足を大きく開いて持ち上げられた。 「あっあっあっ、お、奥っ・・・あたるっ・・あたってるぅっ・・ッ・・・んィヤァぁーーー・・」 早急な行為にまだ体を開く準備も疎かだった分、体への負担が大きかった。それに加えて、抱えきれない快楽が一気に押し寄せ、綾人は怖い、怖いと門倉に懇願した。 「や、やさしくっ・・・、やさし・・のがいいっ・・、こわいのやだぁ・・・ァ・・」 「一回出したら優しくするから、ちょっと待って」 熱い吐息と共に要望をバッサリ切り捨てられた綾人は涙を流して門倉の腕を掴んだ。 「ん。奥、突くよ・・・」 フッと柔らかな笑みと共に告げられたあと、その宣言通り門倉の腰が大きく振られ、激しいピストンを繰り広げられた。 「あうっ、ハァ・・・アッアッア・・い、イヤッ・・・イ、イくっ、イく、イくぅーーーッ」 前立腺を確実に擦りあげては奥の窪みを正確に掘ってくる門倉に綾人は悲鳴を上げて泣き喘ぐ。 ぶるぶる震える体は一度も前のものへは触れられる事はなかったが、際限なく与えられる強烈な快感に綾人は大量の白濁した液を吹き上げた。