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第3話★

 僕を玄関の中に引き入れた星さんは、鍵をかけたドアに僕を押し付けた。 「え、ちょっ……」  戸惑う僕に構わず、星さんは僕にいきなりキスしてくる。  えっ、なに、どういうこと?  なんで僕、星さんにキスされてんの?  ええっ、まさか「身体で弁償しろ」ってエロい意味でってことなの?  僕が混乱している間に、星さんの舌は容赦なく僕の口の中に浸入してきて中をかき回し始める。 「んぅん……」  自分がゲイだという自覚はあるものの、これまでずっと遠くから見つめるだけの片思いだけしかしたことのない僕にとって、それはあまりにも刺激が強過ぎるキスだった。 「ひゃうっ!」  キスに気を取られているうちにいつの間にか作業服のファスナーを下げられ、中に着ていたTシャツの上から乳首をぎゅっと摘まれ、僕は変な声をあげてしまう。 「ふふ、大っきい乳首だね。  服の上からでもこんなに簡単に摘めるよ。  君、おとなしそうな顔して相当遊んでるね。  もしかして配達先でいつもこんなことしてるの?」 「ち、違っ……、そんなことしてない……」 「本当に?  変だね。よっぽどたくさんの男に弄ってもらわないと、こんなに大きい乳首にならないはずだけど」 「そ、それは……」 「それは、何かな?  本当のことを言わないと、こうだよ?」  そう言いながら、星さんは僕の両方の乳首に思いっきり爪を立てる。 「痛っ!  い、言います、言いますから!  そ、その、それはオナニーする時に自分で触ってたら大きくなっちゃって……」 「ふーん、そうなんだ。  じゃあもしかして、君の乳首をこんなふうに触ったのは、僕が初めてだったりする?」 「は、はい……」  僕がそう答えると、星さんはニヤリと笑った。 「そうか、それは光栄だね。  だったらせっかくだから、もっと触ってあげるね」  そう言うと星さんは僕のTシャツをぺろんとめくり上げた。 「えっ、あっ、や、舐めちゃだめぇ……」 「こんなエロい乳首、舐めずにいられるわけないでしょ」 「やぁっ、そこでしゃべらないで……」  自分でする時にいつも触っている乳首は敏感で感じやすくなっている上に、星さんの舌使いはすごくいやらしくて、僕は乳首だけでめちゃめちゃ感じてしまう。  そのうちに星さんは僕の乳首を舐めながら、作業服のズボンとパンツを一緒に太ももまで下ろしてしまった。 「ふふ、かわいいね。もうこんなに大きくしちゃって。  こっちはどうかな?」  星さんは勃起している僕のモノを軽く撫でると、そのまま右手を後孔に回す。 「あっ……」 「あ、結構柔らかいね。  こっちも自分でしてるの?」 「は、はい……」 「じゃあこっちもしてあげる」  そう言うと星さんは僕の体をくるんとひっくり返して、今度は体の前側をドアに押し付けた。  そうしてしばらくして再び後孔に入ってきた指の感触に僕は驚く。  えっ、これ、ローションだよね?  なんで星さん玄関にローションなんか用意してるの?  混乱しつつもどういうことなのか考えてみるが、その間も星さんの指で中をぐちゅぐちゅとかき回されて、快感のあまりに何も考えられなくなってしまう。 「あーあ、ダメでしょ。  ドアにチンポ擦り付けちゃって。  そんなことしたら、ドアが君のいやらしい汁で汚れちゃうでしょ」 「え、あ……」  後ろだけで前を触ってもらえてなかった僕は、星さんの言う通り、無意識のうちにアレをドアに擦り付けてしまっていた。 「もう、本当に仕方のない運送屋さんだね。  荷物を落として壊した上に、お客様の家を汚すなんて」 「あ、ご、ごめんなさい…」 「だーめ、謝っても許してあげないよ。  けど、僕の言う事を聞いてくれたら許してあげてもいいよ」  そう言うと星さんは僕の耳元で囁く。 「言ってごらん。  そうしたら許してあげる」 「えっ、いやです、そんなの恥ずかしい……」 「いいから言ってみて?  そうしたら許してあげるし、それだけじゃなくてご褒美にイイコトもしてあげるよ」  ご褒美、と言われ、僕は思わずゴクリと唾を飲み込む。  そ、そのセリフでご褒美って、やっぱりセリフの通りのことしてくれるってことだよね……。  星さんが僕に囁いた言葉を言うのは恥ずかしかったけど、それよりも星さんからもらえるご褒美への期待の方が大きくて、結局僕は口を開いた。 「ぼ、僕の中の伝票に、星様のぶっといハンコ押してください……!」  僕が今時AVでも言いそうにないベタなエロセリフを必死の思いで口にすると、その恥ずかしいセリフを指定した星さんはくすくすと楽しげに笑った。 「欲張りな運送屋さんだなあ。  仕方がないから、中にもハンコ押してあげるね」  そう言うと星さんはさっと自分のズボンを下ろすと、いきなり僕の後孔に屹立したモノを突き立てた。 「ああぁん、大っきいぃっ…!」 「ん? 君がぶっといのが欲しいって言ったんだよ?」 「でも、でも、こんな太いのムリぃ……ぁんっ」 「無理って言う割には、ここはすっごく気持ちよさそうに締め付けてくるんだけど。  ふふっ、運送屋さんは本当にハンコが好きなんだね」 「あんっ、だって、星さんのハンコ、すごいの、すごいからっぁ!」 「嬉しいことを言ってくれるね。  だったらもっといっぱいハンコ押してあげるよ」 「あ、あん、気持ち、い、やぁ、そこダメェぇ……!」 「ほらほら、そろそろ一番奥にハンコ押すからちゃんと受け止めるんだよ」 「ああああぁんん!」  そうして僕は星さんの太いハンコ、じゃなくて立派なモノで中をめちゃくちゃに突かれ、ついでに前も握って擦られて、とどめに奥に熱いモノを放たれ、ドアを白いもので汚しながら達してしまったのだった。

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