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4 そんなの、ほんとうに!!④
「さぁ……」
藤弥さんに導かれた俺の手は、あなたの腰に添えられている。
ちょうどブーメランのゴムのあたり……
「どうした?」
漆黒の双瞳が静かに笑む。
「引き下ろすだけだ」
………ナッ
(そんな事したら!)
ちん……
猛々しく主張する……
「ちんこ」
(いんけぃが!)
プルンプルン
根元で揺れる二つの大きなキンタ……
「金玉」
(いんのーが!)
股間に生い茂る真っ黒い雄の勇ましいタテガミ……
「陰毛」
「タテガミって言っただろ!」
心の中、勝手に変換するなーっ
「しかし……」
「なに?」
なんか文句ある?組長?
「社長だよ」
「………」
「天パのライオンは見た事ないんだ」
「はぁ?」
俺も、タテガミ天パのライオンは見た事ないけど~
「陰毛は縮れ毛だからね」
「ハァァァー」
「ライオンのタテガミは縮れてないよ」
「んな分析いらんわーッ!!」
「私の股間は百獣の王だが、陰毛はタテガミではない」
少し汗ばんだ髪を、指先に絡めて撫で付けた。
「下の毛はもっと汗ばんでいる。先走りでね」
「ギャアァァァーッ」
「垂れているよ、根元まで」
そんな情報いらない。
あなたは、なぜ!
どうして!
(黙っていればカッコいいのに……)
口を開くと……
「セクハラ発言!」
「セクシー発言、萌えキュンだろ」
「どこがだァァァァーッ!!」
セクハラ組長~~~♠
「社長だよ」
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