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6 万事休す!!⑦

俺の中に、指! 藤弥さんの指が……それも! (あらぬ所に~) 「ヒン」 「冷たかったかい。ローション塗ったからね」 「うぅ~」 そんな場所に指があっちゃいけない。 「いいんだよ」 「そんなっ……ウヒン」 ヌルッと冷たい感触と、あたたかい藤弥さんの指の感触とが同時にして変な感じだ。 「少しの辛抱だ。直によくなる」 よく………………って? (どういう事だッ) 「藤弥さんぅぅう~………ヒィン」 「ほら、よくなってきた」 「アフ」 「鈴口から蜜が溢れて止まらないね」 「言うなぁ」 「腰振って……気持ちいいかい」 「ちがっ。ゆび、ぬこうと~」 「そんなに振っては奥まで入ってしまうよ。それとも、もう一本入れようか」 ちゅぷん (頼んでない!) 「ハフぅ~」 「入ってしまったね」 つぶらな孔に藤弥さんの指が…… 「二本も」 「たったの二本だ」 深淵の双瞳がすぅーっと細まった。 「さて。これで私は右手を使えない」 汗ばんだ肌に吐息が降りた。 「お前の蕾が、右手の指を食べてしまっているからね」 「そんなのっ……ウヒ」 言いがかりだ。 なのに…… 「抜こうとするとひだがうねって、入り口が窄まる。後ろのお口で指をしゃぶって……恥ずかしいお子様だ」 「あふゥん」 そんな事してない。 「していなっ」 「お前はお兄様が嘘をついていると言うのかい?」 そんな事は言ってない。 「でも」 「お前は指しゃぶりが大好きな淫乱な子だよ」 「フヒ」 藤弥さんが左手の指で湿った縮れ毛をひと摘まみ、引っ張る。 「指しゃぶりの大好きなお子様に下の毛は早い。剃るよ」 「嫌ぁ」 「だめだよ。指しゃぶりして、前の突起物を膨らませてよだれを垂らすお子様は、下の毛を生やしてはいけないよ」 藤弥さんの左手が、俺の右手を包んだ。 「利き手が使えない」 右手の中にあるのは…… 「代わりに、お前が使おうか」 T字カミソリだァァァァー★★★

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