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第7話

ぼ、僕……今モグたんの仰る通り、本当にエッチなお兄さんになってしまっているのでしょうか。 そもそも、最高の歌のお兄さんになる為に男同士でのこのような指導は必要なのでしょうか。 『ほら、笑顔はどんな時でも絶やさないって言っただろ?次に忘れたらお仕置きするぞ』 つい聞き惚れてしまうような下半身直下型のボイスでモグたんは囁きました。やはり中の人はとても美しい声の持ち主だと思います。 「お仕、置き……ですか?」 体内に込み上げてくる甘い快感に僕は息を弾ませながら答えました。 『あぁ、早速して欲しいのか?』 「え……いや、」 そう僕が言いかけた瞬間、それよりも先にモグたんの手は僕のズボンの中へと侵入し布越しに少しだけ首を擡げ始めた小振りである僕の中心へと触れたのでした。 ……え、ウソ?! モグたんが僕の、僕のアレを触っているなんて! 『何だ、既に勃ってんじゃねぇか』 今の状況を報告されてしまった僕は、あまりの恥ずかしさからつい俯いてしまいました。 すると着ぐるみの上からでも分かる程に、モグたんはニヤリとした空気を纏い僕にこう言ったのでした。 『最高の歌のお兄さんとは、どんなハプニングがあっても常にベストパフォーマンスが出来なければならないんだ。さぁ、今からキミの本気……見せてもらおうかな』 モグたんは僕の着ていた服を手際よく全て脱がしてしまうと、全裸でそこへ立つよう要求しました。 『思った通り、あまり全身を鍛えていないようだな。これじゃぁ腹式呼吸も上手くできないだろう』 全身を舐めますような視線を向けたモグたんは、不意に首から下の着ぐるみを目の前で器用に脱ぎ始めました。 そこには愛らしいタレ目の熊とは程遠い、スマートで男らしい綺麗に鍛え上げられた九等身の体躯が現れたのです。 わわわ! やっぱり中の人は凄い方だったのですね! 残念な全裸姿のまま僕は感嘆の表情を浮かべると、モグたんの中の人はようやく自由になった自身の両手を迷うことなく小振りの僕へと伸ばしたのでありました。 グチュグチュ。 可愛いセットがあるスタジオに似つかわしくない卑猥な音を響かせながら、甘い蜜を先端から垂らす僕の可愛らしいお兄さん(、、、、)をモグたんは器用に扱きあげました。 「はぁん」 身悶えるような表情と共に再び僕は甘い声を洩らしてしまいました。 『本当にエッチで悪いお兄さんだな。どんな時でも“笑顔”は絶やすなって言っただろ?やはりお仕置きが必要だな』 全裸の僕をモグたんは大事そうに抱きかかえると、ファンシーな小屋まで連れて行ってくれました。 『実はこのセット、中の部屋もちゃんと作られているんだ。しかも本物のベッドまであっていざと言う時に便利なんだ』 可愛い水玉模様の布団が掛けてあるベッドの上に僕を優しく寝かせると、自らの聳り立つ獰猛な熊をズボンの中から取り出し僕へと見せ付けたのでした。

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