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A:3-2

ゆっくりと出たり入ったりしてくる熱さに気がおかしくなりそうだ。遊佐のモノがナカを掻き回して貫く度に、言い様のない快感が襲ってきてどうしようもなく翻弄される。 「やめて」とか「もっとして」とか相反する言葉が勝手に口から零れて、彼方のことなんてすっかり頭から抜け落ちてわけが分からないほど遊佐とのセックスに夢中になった。 「そう、そうやって手をついて、だんだん腰を落として」 「っ、これむり……!ゆさ、できな……、ひぁああ……っ」 遊佐に教えてもらいながら腰に跨がって、しっかりとした胸板に手をつく。何度も身体を重ねてきたけど騎乗位でするのは初めてで、遊佐を見下ろすことなんてまずないからドキドキしっぱなしだった。自分で動かないといけないのに、気持ちよすぎて変に体に力が入ってしまう。それに正常位でヤるときより奥にくるからその分快感も強かった。 背中を撫でていく遊佐の手にほっと息をついて強ばっていた体から力を抜いていくと、ナカにいる遊佐の形をダイレクトに感じてしまって声が漏れる。それを聞いた遊佐がにやりと笑って腰を揺らされるともうダメだった。下から突かれるのに合わせて声が漏れる。 「あっ、あ、や、だめ、んッ、っぁ、ぁああっ」 「っく、やば、イきそ」 「は、あッ!むり、ゆさ、ゆさっ!やだ、こわい!イく、…………っ……!」 自分でもナカが強く収縮するのが分かった。今まで感じたことのない快感が全身を貫いて、頭が真っ白になって一瞬息ができなくなる。快感の塊が電流みたいに背中を駆け上がって、そのまま弾けたような感じだった。 「…………ぁ、はぁ、はぁっ……んん」 「……すご、イったの……?」 「っぁ……ゆさ、っは、ぁ」 「わ、……大丈夫?」 心配そうな声にどうにか頷いて遊佐の上に倒れ込む。どくどくと速い鼓動が聞こえてきて、昂っていたのは自分だけじゃなかったのだと安心した。 ……あんなの初めてだ。普通に出すよりも何倍も気持ち良かったのに、先走りで濡れているだけで射精はしてない。あんな風に大きな渦に呑み込まれるような快感は……怖かった。 遊佐はまだ俺のナカにいるけど、さっきの衝撃が強すぎて体に力が入らないからこの体勢じゃ続けられないだろう。遊佐もそれに気づいてくれたのか、優しく背中を撫でて急かすようなことはしてこなかった。 「さっきの……出さないでイったよね。空イキっていうのかな、あれ。初めて見た」 「ん……俺も……」 「大丈夫?」 「こわかった……」 正直に答えると、目線を合わせた遊佐が微笑んで「でも可愛かったね」とキスをしてきた。……なんでだろう、他人から言われると気分が良くない言葉でも、遊佐に言われると嬉しい。胸の奥がぎゅっとなって目を合わせるのが恥ずかしくなる。 しばらく遊佐の胸板に伏せて鼓動を聞きながら休んでいると、麻痺していた後ろの感覚がじわじわと戻ってきた。入れっぱなしだった遊佐の存在をまた強く感じられるようになってナカが収縮する。復活したのに気づいた遊佐が下から緩く突き上げてきた。このまま続けてくれるのかと思ったら、ずるずると俺のナカから出ていってしまった。 「ん、ぁあ……なんで……?」 「あんなに締め付けられて出さない方がおかしいでしょ。もう一回するならゴム変えないと」 「や、早くして……」 「はいはい、待ってね。……そうだ、ちょっと退いて」 言われた通り素直に上から退くと、目の前に遊佐のモノが差し出された。舐めろ、ということなのか恐る恐る舌を這わせようとすると、顎を掴まれて口に何か咥えさせられる。精液とは違う味がする。決して美味しくないことに変わりないけど。 「んぐ、あ、あに……?」 「それ、口で着けて」 咥えさせられたのはゴムらしい。もちろん口でなんて着けたことないから躊躇っていると、するりと頬を撫でられた。甘い声で「できるよね?」と言われたら逆らえるわけがない。 さっき出したばかりなのに目の前の完勃ちした立派なソレを手で支えて被せていく。精液が残っててぬるぬると滑ってなかなか上手くいかない。 「ん、んっ……はぁ……んぅ……」 「ッ、ふふ、いい子だね」 「う、く……は、んん……」 「……そうそう、ちゃんと伸ばして。あと少しだよ」 「んんっ……んく、ふッ……」 「よくできました」 どうにか着け終えるとご褒美と言って遊佐がキスをしてくれた。キスに夢中になっていると押し倒されて脚を肩にかけられ、疼いて仕方がなかった後孔に熱いモノがあてがわれた。

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