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第8話 side??一目惚れ
side ??
俺の家のすぐ近くにはコンビニがある。
全国に何店舗もある有名なやつ。
1階にある俺の部屋からコンビニの中が見える。
.......あれ?あの人今日もいる。
いつも月火水木しかいないのに.......
今日もかっこいいな.......
家の窓から見えるあの人の横顔に今日も見惚れる。
形のいい唇、少し切れ長の目、根元が少し黒くなって金髪、身長も高くて.......なにより笑った顔が。
約1年前、俺の初めての一目惚れだった。
それからあの人がいる時はいつも行くようにしている。
少しでもあの人の視界に入りたくて.......
あの人はいつも10時過ぎにはいないからきっと高校生なんだろうな。
ふと時計をみると9時50分だった。あと少しで上がっちゃう!急いで上着とマスクにメガネを付けて玄関に向かった。
「俊〜、またコンビニいくの?全く。毎日行ってるじゃない」
「うん、行ってくる。友達が働いてるんだ。」
母親に嘘をついて家を出た。
俺とあの人は友達じゃない.......あの人は俺のことなんて覚えてもいないだろうな.......。
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