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第9話 暇

バイトが終わって家に帰ってからもあいつの顔が頭から離れない.......。 あいつあんなに可愛い顔してたのか、結構幼い顔してたし年下か?毎日来るし家近いのかな。 色んなことが頭の中をぐるぐると無限ループする。 もう1回ちゃんと話してぇな。ってこんなんじゃまるでゲイみたいじゃんか。 あいつの事が頭から離れないまま、その日眠りに着くことができたのは朝の4時だった。 ---------------------------------- 今日は日曜日だから学校はない。好きなだけ眠って目を覚ますと既に時計の針は昼の12時を回っていた。 今日は1日やることがない。暇すぎる....... 本棚にある漫画を読んだりテレビを見たりしたけど一向に時間は過ぎない。 外に散歩でもしに行くか〜。おれは部屋着の上に上着を羽織って携帯と財布だけ持って家を出た。 俺の家とバイト先のコンビニは歩いて3分圏内にある。 さすがにシフトが入ってない時に顔は見せたくない。バイト先の前を通り過ぎて、近くのショッピングセンターに入った。 フードコートで1人で飯を食ってると、男子高校生、少し小さいから1年生くらいか。8人くらいで馬鹿騒ぎしていた。 その中心に1人だけ女子がいた。ロングヘアーで顔は見えなかったけど可愛らしい風貌だ。恥ずかしそうに男子に囲まれて座っている様子はどこかで見たことがあるような気がしたが思い出すことは出来なかった。

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