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第25話 理科準備室
「おいっ、俊まてよ!」
俊はこの学校の生徒で構造がわかってるけど、俺は初めてでなんも分からなくてすぐに見失ってしまった。
「あいつ.......どこいったんだよ」
ここがどこかも分からないまま俊を探した。
もうかれこれ20分くらい歩き続けてる。
Limeの電話も応答はない。どこいったんだよ.......
しばらく歩いてると顔を見た事あるやつらがいた。
俊と初めて話した日に一緒にいた軍団だ.......
俺は早歩きでそいつらの元に向かった。
「すいません。俊の友達ですよね?あいつどこ行ったか知らない?」
年下だけど一応敬語で話しかけた。
「あ!カフェに一緒にいたイケメンの人だ!」
「ほんとだ!まじでイケメン!」
「俊とどういう関係?!」
う、うぜぇ.......
「いいから早くしろよ!こっちは急いでんだよっ!!」
「ひぇぇっ」
「怖い、俊すげえな.......」
「ヤ、ヤクザ」
誰がヤクザだ.......俺の迫力にこいつらが脅えてると後ろから背の高いやつが出てきた。あの軍団の中でまぁまぁ目立ってたイケメンのやつだ。
「俊なら3年生の男の先輩に理科準備室に呼び出されてました。結構前に。」
「理科準備室ってどこだ?!早く教えろ!」
「ここの階の一番端の教室です」
俺は一目散で理科準備室に向かった。
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