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第28話 ちょこ
「ゴメンな。急に言われても困るよな.......でも好きなんだ。ごめん」
俊の頭を撫でながらそう言う。俊は全然泣き止む気配がない。
「俺もっ.......和真さんがっ.......好きですっ..」
俊の告白で俺の時間が止まった。俊も俺のことがすき.......?俊は泣きながらゆっくりだけど気持ちを伝えてくれた。
「コンビニ.......でっ、働き始めたときからっ、ずっと好きで.....」
俺がコンビニで働き始めたの一年前だぞ?
俊はそんなに前から俺のこと.......なんで気づかなかったんだ。
「いつもっ.......和真さんに覚えてもらいっ.......たくて.......食べたくもない.......チョコ.......ぐすっ.......買ってた。」
可愛い.......確かに毎日同じやつ1個だけ買うのなんておかしいよな.......こいつの全てが愛おしく感じる。俺のものにしたい。
「俊、俺と付き合って?俊が俺に飽きないように頑張るから.......絶対幸せにするから.......」
普段は強気な俺も本当に好きなやつだと弱気になっちゃうんだな。初めて知った。
「俺.......おじいちゃんになっても和真さんに飽きないよ?付き合ったら毎日好きって100回言っちゃうし、キスもしたいし.......エッチも.......したいよ?あとは.......
チュッ
さっきまで泣いてたのにしゃべり続ける俊に俺はゆっくりと自分の唇を重ねた。
「キスもエッチもお前が嫌ってほどしてやるし好きってことばもお前の耳にタコができるほど言ってやる。世界で一番好きだ。」
「俺も好き、和真さん。よろしくお願いしますっ.......」
世界で一番可愛い俺の恋人を抱きしめてさっきとは比べ物にならないくらい深いキスをした。
“おしまい”
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